『客に言われても自分流は曲げん!』銀座の頑固親父が語る“職人の心意気”とは?『江戸前の旬』の名言に学ぶ仕事美学|漫画「江戸前の旬」

「お客様は神様」という言葉がありますが、プロフェッショナルとして譲れない一線を持ち続けることは簡単ではありません。

グルメマンガ『江戸前の旬』第4話では、銀座の老舗「柳寿司」の頑固親父・辰五郎が、職人としての強い誇りと美学を語るシーンが描かれています。

先代から教わった昔ながらの方法を愚直に守る

息子の旬がアナゴの握り方の基本を知らずに握っていた際、辰五郎は「お客さんに皮目を表にして欲しいと言われたらどうするんだ」と問う旬に対して、次のように断言します。

「どうこうもせん!! お客さんがどう言おうと俺は先代から教わった昔ながらの方法でしか握るつもりはねえ……!」

一見すると頑固で頑なに見えるこの姿勢の裏には、江戸前寿司という文化を何代にもわたって継承してきた確固たる自負があります。

「煮ても焼いても食えない」素材を活かすのが職人の技

辰五郎は続けて、仕込みの重要性について語ります。 「煮ても焼いても食えないと言われた小肌同様、アナゴも甘味のあるツメ(タレ)を塗ることによってアナゴ独自の味が生かされた」。

素材そのものの癖や扱いづらさを、長年培われた職人の技と秘伝のツメによって極上の旨味へと昇華させる。

それこそが江戸前寿司の真髄であり、伝統を守り抜くことこそが「寿司職人の心意気」なのだと教えます。

この真摯な父の言葉に、若い旬も深く胸を打たれることになります。

【まとめ】自分の軸を持つことの大切さ

情報や流行が目まぐるしく変わる現代だからこそ、辰五郎のように「譲れない軸」と「守るべき伝統」を持ち続ける姿勢は、多くのビジネスパーソンやクリエイターの心に深く刺さります。

◉『江戸前の旬』次回へ続く

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【書誌情報】
『江戸前の旬』
原作/九十九森
作画/さとう輝

銀座『柳寿司』三代目・柳葉旬。柳寿司の末っ子として生まれ、父親の跡を継ぐために寿司職人となって迎えた二度目の春――。寿司職人として大輪の花を咲かすべく、ただ今奮闘中!! 真鯛をけなす息子、真鯛に特別な思いを持つ老母。旬の真鯛の握りは息子の誤解を解くことができるのか⁉

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