【中庸の精神】対立や矛盾の中にこそ発展がある!「ちょうど良い塩梅」に気づくための大事なポイント【一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット】

知れば知るほどおもしろい易の世界【キーワード3 中庸

吉凶両方を経験してこそわかるもの

 「中庸」とは、相反する陰陽が重なり合って調和が生まれる原理です。陰は陽を生じ、陽にも陰が生じているため、陰陽図には互いに目のような部分、少陰・少陽があります。対立し、矛盾したなかに変化・発展があるということです。つまり、中庸を体感するには、吉凶の両方を経験する必要があります。そこまでしてやっと「ちょうど良い」がわかるのです。

 自分にとっての「ちょうど良い」は「居心地がいい状態」と考えても良いでしょう。地球にとってちょうど良い、人にとってちょうど良い、皆それぞれのちょうど良いを見つけるには、相反するものを両面得ることが欠かせません

 太陽がなければ月もないし地球もない、天と地がなければ住めない、男と女がいなければ子孫は繁栄しない、上と下がなければ秩序が生まれない、というように相反するものはともに感応し合わなければいけません。

 相反するものが感応するためには、互いの歩みよりが必要になりきます。善と悪もまた互いの正義をふりかざしているだけで、そこに良い悪いはなく、結果や見返りを求めてしまうことで過剰な摩擦が生まれます。しかし、切磋琢磨という言葉があるように、相反するもの同士がぶつかることで新しい発見や学びが生まれていくとも言えます。それによって、ちょうどいい塩梅に気づかされていきます。

 しかし、中間もまたバランスが良いと見るか、優柔不断と見るか、迷いや停止と見るか、ここにもやはり吉凶の両面が宿っています。

 私たちは絶えずこれらを繰り返し、進化に向かって切磋琢磨していくのでしょう。

 そして易という文字には「簡易・変易・不易」という3つの意味があります。

●簡易:「簡単」。単純で手軽、簡単で容易いという意味
●変易:「変化」。宇宙万物は常に変化し続けているという意味。
●不易:「不変」。いつまでも変わらない本質を大切にという意味。

 陰と陽は非常に単純なもので、交わって新たな命や世界が生まれることを意味します。変わるもの(変易)、変わらないもの(不易)、この2つは「簡易」な法則で成り立っているということです。

 「変化」は「進化」につながる。私は強くこう感じています。変化しないことは退化することですから、いずれ消滅していきます。生きているうちは変化を恐れないこと。いろいろな人生模様があっても最終的には進化しているということを易を通じて感じていきましょう。

【出典】『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』著:愛新覚羅ゆうはん

【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』
著:愛新覚羅ゆうはん


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「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
皆様、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
この言葉は易からきています。占いは当たることもあれば外れることもあり、陰陽吉凶で成り立っていることを示します。
つまり、活用するのは吉ですが依存するのは凶ということです。
当てものではなく、出た内容を参考にしながら長い人生の旅路にどう活かすかが大切です。
そして占いの基礎・原点がこの「易」につまっており、このイーチンはその易の要素を多く含んだものとなります。
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しかし、易と聞くと原文が漢文であることから簡単に読み取れないことがハードルで
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本著では難しい漢文やそれについての和訳・解説はあえてしていません。
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