毎日完璧に食べなくていい! 成長する子の親が実践する食事の最適解【一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん】

体や脳をつくるのは、毎日の食事の積み重ね

 体は毎日つくり替えられています。これは子どもも大人も同じですが、その「中身」は大きく異なります。大人の場合、体のつくり替えは主に今の状態を維持するための細胞の入れ替えです。古くなった細胞を新しくし、壊れた部分を補修することで、体のバランスを保っています。

 一方で子どもは、それに加えて新しく体をつくり上げていく過程にあります。つまり、「維持」だけでなく「成長」が同時に進んでいる状態です。血液も、筋肉も、免疫細胞も、少しずつ入れ替わっています。昨日の食事も今日の食事も、確実に体の一部になります。だからこそ、一度の乱れよりも、慢性的な不足のほうが問題なのです。

 体をつくるために必要な栄養素を、毎日すべて十分に摂取できるのが理想です。しかし、完璧主義になる必要はありません。毎日同じメニューでは飽きてしまいますし、毎食すべてを完璧に摂取することには無理があります。大切なのは、「一日単位で完璧」を目指すことではなく、継続してバランスを整えることです。

 たとえば、今日は赤身肉やレバーで鉄を意識できたから明日は魚やナッツで亜鉛を補おう。別の日には乳製品や小魚でカルシウムを強化しよう。そうやって栄養の「軸」を日替わりで意識するだけでも、全体のバランスは整っていきます。

 好きなものをたらふく食べる日があってもいいですし、甘いものを楽しむ日があってもいいんです。特別な日は気にしすぎなくていいですが、その代わりに普段の食生活を整えることが、いちばんの近道です。

食事でつくる子どもの成長

子どもは体を維持する「細胞の入れ替え」に加え、「新しく体をつくる」ための栄養も必要です。大人にはない「大仕事」をしているととらえて、バラン
スのとれた食事を心がけるようにしましょう。

栄養素は「軸を日替わり」で考える

[日替わり例]曜日×摂りたい栄養素でバランスよく

【出典】『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』著:沼倉裕堅 / 監修:藤原朋未 / イラスト:カヤヒロヤ

【著者紹介】
沼倉裕堅(ぬまくら・ひろかた)
医師、SBC 整形外科クリニック 西新宿本院 院長。東北大学医学部卒業。湘南藤沢徳洲会病院にて研修中、「仮骨延長法」に出会い、身長治療の道を志す。スカイ整形外科クリニックで整形外科医として経験を積んだ後、SBCメディカルグループに参画。現在はSBC整形外科クリニック西新宿本院の院長として、成長期のお子さんや、将来を案ずる保護者と向き合い、「のびのび先生」の愛称でも親しまれている。体の成長に悩むすべての方に対し、最適な選択肢を提示する医療を信条とする。専門分野は身長治療および整形外科一般。

【書誌情報】
『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』
著:沼倉裕堅 / 監修:藤原朋未


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□身長が低くて気になっている(遺伝かな…)
□朝起きられないのは体力がないせい?
□イライラしていることが増えた
□机に向かっても集中力が続かない
□習い事やなんやかんやで遅寝になりがち

「うちの子、このままで大丈夫?」――身長、体力、学力。
気になりながらも、何をすればいいのかわからない。
そんな親の不安に、医学と栄養の視点から寄り添う一冊です。

本書のテーマは、「一生モノの体を戦略的につくる」こと。
実は、子どもの成長には期限があります。
身長が大きく伸びるのは思春期まで、神経や脳の基盤が整うのは12歳頃まで。
この成長のゴールデンタイムに、必要な栄養・睡眠・運動がそろうかどうかで、日々のパフォーマンスはもちろん、将来の姿も変わります。

しかし現代の子どもたちは、スマホやゲーム、塾や習い事で忙しく、外遊びや睡眠、栄養が不足しがち。
成長のチャンスを逃しやすい環境にあるといえます。
だからこそ今、親ができるサポートが重要です。

本書では、「身長・体力・学力(集中力)」を一本の線でとらえ、体や脳の成長メカニズムをわかりやすく解説。
さらに、忙しい家庭でも無理なく続けられる「伸びる食事」を、具体的なレシピとして提案します。

・脳と体が目覚める!「成長スイッチ朝ごはん」
・帰宅後15分で作れる!「ぐんぐん伸びる夜ごはん」
・日々の栄養不足を防ぐ!「プラスオンの作りおき」
・塾帰り21時でも消化よし!「成長を止めない夜食スープ」
・休日の楽ちんごはんに「栄養まるごとどんぶり」
・遊びに行く前にも、習い事の前にも「エネルギーチャージおやつ」

明日の体も、10年後の可能性も、今日のごはんから変えられる。
今からでも、間に合います!

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