歯みがきを怠ると口の中が「菌のゴミ屋敷」に!全身の病気リスクも高まる【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

歯みがきはエチケットだけではなく菌コントロール

プラーク除去できるのは歯みがきだけ

 皆さんは何のために歯みがきをしますか? むし歯や歯周病予防のためでしょうか口臭予防のためでしょうか。それとも白い歯を保ったり、身だしなみをよくしたりするためでしょうか。歯みがきの本当の目的は、むし歯や歯周病といった口の中のトラブルを防ぐためだけでもなく、全身の健康を維持するために行うのです。

 もしも、日々のケアがおろそかになって口内環境が悪化すると、細菌の数は急激に増え、なんと1兆個にまで跳ね上がってしまいます。これはまるで、口の中が菌の「ゴミ屋敷」になってしまうようなもの。その悪影響は口内にとどまらず、血管や内臓を通じて全身へ広がり、さまざまな重大な病気を引き起こす原因になります。

 そうした最悪の事態を防ぐために欠かせないのが、毎日の歯みがきです。細菌の塊である歯垢(プラーク)は、歯にこびりついているため、歯みがきで物理的に落とすことが重要です

 また、食事の際によく噛んで食べることで、高い自浄作用と抗菌効果を持つ唾液の分泌を促すことができます。例えるなら、歯みがきは「掃除」であり、唾液は「除菌スプレー」です

 まずは歯みがきで歯垢をしっかり落とし、唾液による除菌スプレーで菌の繁殖を抑えていきましょう。この連係プレーこそが、口内の清潔をキープする最大の秘訣です。

毎日の歯みがきが健康を保つ

【毎日の歯みがき】汚れを落として見た目をきれいにするだけでなく、菌が全身へ広がることを防ぎます。

歯みがきで掃除、 唾液で除菌

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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