【対人トラブル】低学年は子どもだけでの解決は難しい?「気持ちのリスト」を使いこなす【発達が気になる小学生のおうちサポート帖】

先生と友だちと「対人関係の悩みごと」とおうちサポート

友だちとのトラブルが起こることも

 小学校では、多かれ少なかれ、友だちとのトラブルはあるものです。ささやかな行き違いから小競り合いになった、悪気はなかったけれど相手はいやがりケンカになった、ちょっとふざけていたことがヒートアップしてケンカになったなど。

 こうしたら相手はどう思うだろうと相手の気持ちを考えるのが難しかったり、相手との適切な距離感をつかみにくかったりすると、より対人関係でのトラブルが起こりやすい可能性があります。特に低学年のころは、子どもだけで解決できないことも多いので、先生の協力が必要となります。困ったことがあったときに先生に相談できるように、ふだんから先生とコミュニケーションをとり、子どもが頼れるようにしていきたいですね。

イラスト:こやまもえ

子どもからのサインに気づく

 子どもは自分の気持ちや思いを言葉にして伝えることが難しいときがあります。家庭での子どもの様子の変化には、気がつけるようにしたいです。

 自分の気持ちを伝えるのが苦手な子の場合は、「気持ちのリスト(書籍123ページ)」、人の気持ちや空気を読めない子の場合は「○○してもいい?」と相手に確認するコミュニケーションスキルで、家庭でもサポートしていきましょう。

【出典】『発達が気になる小学生のおうちサポート帖』監修:湯汲英史

【監修者情報】
湯汲英史
公認心理師・精神保健福祉士・言語聴覚士。早稲田大学第一文学部心理学専攻卒。現在、公益社団法人発達協会常務理事、練馬区保育園巡回指導員などを務める。
著書に『0歳〜6歳子どもの発達とレジリエンス保育の本―子どもの「立ち直る力」を育てる』(Gakken)、『子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ』(鈴木出版)、『ことばの力を伸ばす考え方・教え方―話す前から一・二語文まで―』(明石書店)、監修書に『心と行動がよくわかる図解発達障害の話』(日本文芸社)など多数。

【イラストレーター】
本田佳世、こやまもえ

【書誌情報】
『発達が気になる小学生のおうちサポート帖』
監修:湯汲英史、イラスト:本田佳世/こやまもえ


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公認心理師・湯汲英史先生だからこその視点で紹介します。

「テキパキ通学路を歩かない」
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「着替えに時間がかかる」
→おうちでは「フラフープの中」や「ジョイントマットの上」だけで着替えるルールにして、着替え中に歩きまわらない・気を散らさない習慣を身につける

「当番や係ができない」
→おうちでもくつを並べる、机をふく、洗濯物を外すなどの当番制を導入

「授業中に立ち歩く」
→おうちでは「座るカード」を作成し、このカードが机にある間は座っているゲームを取り入れる

「忘れもの、なくしものが多い」
→ランドセルのふたの裏に「持ち帰るものリスト」を貼る、おうちに「連絡帳・プリント置き場の箱」をつくる

「自分の気持ちを伝えられない」
→おうちでは「気持ちのことばリスト」を指でさすところから

「人の話を聞かない」
→おうちで、ぬいぐるみをもっている人が話すゲームをしてみる。話終わったらぬいるぐるみを相手に渡してだまるなど

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