高いニットでも失敗する?大人が本当に重視すべきは「素材」なワケ【究極の私服/干場義雅】

※記事は書籍発刊当時の情報を掲載しています。現在の店名、商品名とは違っていることがありますことご了承ください。

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KNIT & STOLE【ニット&ストール】

\ニットと巻きものは気持ちのいい素材を選ぶ/

ニットや巻きものは、肌触りや着心地が重要な要素になります。チクチクするものを選ぶと、コーディネートうんぬんの前にそのストレスが人に伝わってしまい、良い表情を生みません。何はともあれ、とにかく気持ち良い素材のものを選ぶことが最優先事項。素材、形、色、サイジングなど、選ぶべきものをご説明していきます。


ニット選びも素材が一番大切

 男性のカジュアルスタイルでのニットも、やはり素材が一番大切です。僕はかなりの敏感肌なので、チクチクするものはダメなんです。昔は、太くて荒い毛糸のシェットランドウールのニットやラムズウールのニットなどもいろいろ着ましたが、肌触りの面で納得のいくものではありませんでした。やはり着心地が良いものを手に取ってしまうのです。

 ニットにはゲージと呼ばれる糸の太さがあります。密度の細かいものをハイゲージ、太いものをローゲージ、その中間ものをミドルゲージと言います。いろいろ試して着てきましたが、結局、今、自分が持っているニットを見てみると、薄手のハイゲージのものがほとんどです。なかでもカシミヤ素材がとても好きで、何枚もカシミヤニットを持っています。年間を通して着ることを考えると、シルクが30%入っているシルクカシミヤと言われているものが、僕の中では着る頻度の高いものです。例えば、Tシャツの上に着ることも、白いシャツの上に着ることも、ジャケットの中に着ることもでき、とても便利です。肌触りが良いので、素肌の上に1枚で着ることもできます。

 僕は、クルチアーニというブランドのシルクカシミヤ素材のニットを何枚か揃えています。とても品質が良いので、チクチクして痒くなったりするなど、ストレスを感じることは全くありません。ストレスを感じた時点で、人間の行動というのはすごく制御されてしまうので、人にも心地良く感じさせるのです。また、シルクカシミヤ素材のニットで、薄手のハイゲージのものなら春先はもちろん、夏の涼しいときやTシャツに肩がける、腰に巻くなど、いろいろな使い方できるのも魅力。シーズンレスで使えるアイテムを増やすことも、カジュアルスタイルを上達させるひとつのファクターかもしれません。

 シルクカシミヤではなくウール素材でも、パフォーマンスがいいものもあります。例えばロロ・ピアーナのザ・ギフト・オブ・キングスというニットは、ウールでも最上級のものすごくしなやかな手触りの物がありますので、選択肢に入れていいと思います。とにかく無駄な買い物をして欲しくないというのが、僕から読者の方へのメッセージです。長く愛用できるベーシックカラーで、シルクカシミヤのハイゲージのニットは、間違いなく使えるアイテム。それを揃えてから、流行のニットに手を出せば良いのです。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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テレビでも人気のファッションディレクターであり、
ウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長の著者が大人のカジュアルの絶対法則を解説!

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