安易な服薬は逆効果?毎日の食事で健康な体を養う養生法と漢方薬の活用【眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話】

健康の基本は食事から。薬に頼らない体をつくる

安易な服薬は逆効果なことも

 頭痛や発熱など体調がすぐれないとき、とりあえず薬を飲んでおくというのは現代では当たり前のことです。一方で『養生訓』には、「薬補は食補にしかず」という言葉があります。薬で体調を整えるよりも毎日の食事で健康な体をつくることのほうが大切だという教えです。

 病気になってから慌てて対処するのではなく、日々の食事を見直し、薬を必要としない健康な体を目指すことが養生の基本なのです。

 しかし、ときには薬の助けが必要になる場面もあります。薬は体に強く働きかけるものだからこそ、必要なときに正しく用い、あまり頼りすぎないことが大切なのです。また、薬を服用するなら、症状や体質に合った漢方薬を用いるのもひとつの方法です。

 漢方薬は植物などの生薬を組み合わせた医薬品で、昔から健康を支える身近な存在として親しまれてきました。いざというときに備え、自分に合った漢方薬を知っておくことも安心につながるでしょう。

 まずは毎日の食事で体を養い、それでも足りないときに薬の力を借りる──この順番を忘れないことが何より大切といえるでしょう。


薬に頼る前にまずは食事で健康な体づくり

頼れる味方 “漢方薬” を常備しておこう

いざというときに備えておくと頼りになるのが漢方薬。薬箱に常備しておきたいおすすめの漢方薬6種類を紹介しよう。

名称読み主な働き
葛根湯かっこんとう汗が出ていなく、寒気で肩がこわばる風邪に
五虎湯ごことう激しく咳き込む咳と痰に
麦門冬湯ばくもんどうとう痰が少ない空咳、しわがれ声に
桔梗湯ききょうとうのどの痛みやイガイガする不調に
柴胡桂枝湯さいこけいしとう長引く風邪の症状やそれに伴う腹痛、吐き気などに
半夏瀉心湯はんげしゃしんとう食べすぎ、ストレス性の胃痛や下痢に

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』監修:鈴木養平

【監修者紹介】
鈴木養平(すずき・ようへい)

薬剤師、薬日本堂漢方スクール講師、日本漢方養生学協会理事長。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂株式会社入社。漢方専門相談員として店舗運営、臨床を経験した後、社員教育・広報販促・調剤等に携わる。“漢方養生生活をより身近に”と漢方スクールの講師としてセミナーや講演活動をする一方で、雑誌・本の監修、商品の開発協力(日本コカ・コーラ社“からだ巡茶”など)で活躍中。
著書に『わがまま養生訓』(フォレスト出版)がある。2025年に放送されたNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」では薬膳考証を担当し話題となる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』
監修:鈴木養平


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平均寿命30~40代ともいわれた江戸時代に、84歳まで健康に生きた儒学者・貝原益軒。その益軒が晩年にまとめた日本最高峰の健康書『養生訓』が、現代人にもわかりやすい図解と応用法でよみがえる!

「よく噛むだけで寿命が変わる」
「1日10時間の空腹が体を若返らせる」
「40歳を過ぎたら目と耳を休ませる」
「感情の乱れが病気を招く」
「朝のラジオ体操は最高の薬」

など、300年以上前に書かれたとは思えない、今すぐ使える健康の知恵を大公開!

医療が発達し、平均寿命が大きく延びた現代。しかしその一方で、生活習慣病や慢性的な不調に悩む人は増え続けています。長生きはできても、健康に生きられるとは限らない――そんな時代だからこそ注目したいのが『養生訓』です。

『養生訓』は単なる健康法の本ではありません。食事、睡眠、運動、心の持ち方、人との付き合い方まで、「どう生きれば健康で幸せな人生を送れるのか」を説いた人生の教科書です。

本書では、

・内臓が元気になる小食のコツ
・薬に頼らない健康習慣
・春夏秋冬に合わせた体調管理法
・ストレスや不安に振り回されない心の整え方
・体を動かして一生元気でいる秘訣
・漢方の基本と体質別セルフケア

など、現代人に役立つ知識だけを厳選してわかりやすく解説しています。

さらに、

「キライなものは無理して食べなくていい」
「お酒は少しなら健康に役立つ」
「髪をとかすと自律神経が整う」
「温泉旅行は最高の養生法」
「健康の知識があれば自分自身が名医になれる」

など、思わず人に話したくなる驚きの知恵も満載!

300年以上読み継がれてきた“日本人の健康法の原点”を知れば、体も心も自然と整い、毎日がもっとラクになるはず。

健康で長生きしたい人はもちろん、最近なんとなく疲れやすい人、病院に頼る前に自分で体を整えたい人にもおすすめの一冊です。

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