710年の平城京造営から始まる古代文化の結晶!世界遺産「古都奈良の文化財」の歴史的背景【眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産】

\日本の世界遺産/

【古都奈良の文化財】息づく古代文化と自然崇拝の聖域

710年、唐(中国)の都・長安をモデルに造営された平城京は、784年に長岡京へ遷都するまで、日本の首都として栄えました。この時代、仏教は国家を支える信仰として位置付けられ、仏教興隆政策のもとで、東大寺や興福寺など数多くの寺院が建立されました。

さらに中国や朝鮮との交流を通して、8世紀の建築や仏教美術の技術を大きく発展させました。

中国・朝鮮では同時代の木造建築の多くが失われている中、奈良に残る寺社建築や仏像群は、東アジアの仏教文化を今に伝える貴重な証拠となっています。

世界遺産には、寺院や神社、特別天然記念物の春日山原始林など8つの資産が登録されています。春日山原始林は神道の聖域として、千年以上にわたって人の手を加えていない自然が残る自然崇拝の価値が認められています。

古都奈良の寺院や神社は、律令制が全国へ広がる過程で、宗教が社会や政治と深く結び付いていった様子を物語る。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』監修:宮澤 光

【監修者紹介】
宮澤 光(みやざわ・ひかる)
NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員。北海道大学大学院博士後期課程を満期単位取得退学。仏グルノーブル第Ⅱ大学留学。2008年より現職。跡見学園女子大学非常勤講師。世界遺産に関するさまざまな書籍の編集・執筆・監修を手掛けるほか、「チコちゃんに叱られる!」(NHK)などの多くのメディア出演や、全国各地で100本を超す講演・講座を実施している。著書に『13歳からの世界遺産』(マイナビ出版)、『世界遺産のひみつ』(イースト・プレス)など。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』
監修:宮澤 光


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