スマホがあるのに腕時計をする理由とは?大人の価値観が表れる一本【究極の私服/干場義雅】

※記事は書籍発刊当時の情報を掲載しています。現在の店名、商品名とは違っていることがありますことご了承ください。

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WATCH【腕時計】

腕時計は時を刻む道具というだけでなく、身につけているその人自身を表すものです。靴もそうですが、身につけている者の富や地位などが推し量られるアイテムでもあります。その意味においては有名ブランドを代表するモデルをしていれば、世界的にいい時計をつけている人物との認識が得られます。ここではもう一歩進んで、大人の装いにプラスしたい、究極の腕時計をご紹介します。


腕時計はその人の判断基準を表す

 今はスマートフォンがあるので、極端なことをいえば、腕時計がなくても時間を出知ることができます。ではなぜ腕時計をするのかと言えば、ある意味自分の美意識や、好きなものの考え方といったことを表すアイテムだからです。

 例えば、ロレックスを選ぶということは、機械式で丈夫であり、いろいろなスタイルに合わせられるからであり、つまりは、ものの価値を分かっているということになります。世界のどの人にも認められているもの選び、ということにも繋がります。人とのコミュニケーションをわかりやすくするための一つの手段ともいえるでしょう。だから、僕は世界の中でいくらスマートフォンが普及しても、自分の好きな腕時計をしていたいと思うのです。高いものを買う必要はないのですが、自分の美意識を反映させたものを選ぶべきなのです。

 言葉の通じない国に行ったとき、僕の腕時計を見た外国の方から英語で「良い腕時計しているね」と話しかけられることがよくあります。実際にあった話ですが、ある船旅でフランス人、ドイツ人、イタリア人など、世界の国の人々とご一緒しました。そのちと僕のしていた腕時計をきっかけに話が始まり、より密にコミュニケーションをとることができました。だから必ず、自分が良いと思う腕時計をすることにしているのです。

 セイコーの腕時計は、いつも正確な時間を刻んでくれます。日本の腕時計の中でセイコーが好きなのも、そこに精緻さがあり、日本人の生真面目さが出ているからです。グランドセイコーは、海外に行くときにも自信を持ってつけていける逸品。アストロンはGPSソーラーウオッチなので、世界のどの国にいても即座に現地時間を表示することができます。そんな日本が誇れる技術というものに、世界の皆さんがびっくりします。武士道や日本人としての魂とまではいいませんが、刀を持って世界に行くことをイメージしているときは、セイコーの腕時計をしたくなるのです。

 世界に数ある腕時計から、どれを選ぶかはその人の価値基準になります。自分の考え方が、腕時計ひとつにも出るのです。でも良い腕時計を買えばそれでカッコよくなるかというと、そうではありません。ここを勘違いしてはいけません。良い腕時計に似合うシャツも必要だし、良い腕時計に似合う身嗜みも必要になるということ。あくまでも総合的な努力が必要ということなのです。

セイコーのアストロン

 2012年、これまで腕時計が装備しえなかった機構であるGPSソーラーを取り入れ、かつてない機能と感性を持った腕時計として登場したのが、セイコーのアストロンです。実は世界初のGPSソーラーウオッチ。世界40タイムゾーンに対応します。また簡単なボタン操作でGPS衛星電波から現在地の正確な位置・時刻情報を取得できます。僕は複数持っていますが、ジウジアーロ・デザイン(2017限定モデル)と、ブライトチタンを使ったモデルが気に入っています。世界で勝負するときの時計です。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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