【更年期の新常識】ダイエットを成功させるなら「まず寝る」!食欲をコントロールする2大ホルモンの仕組み【眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話】

8時間以上の睡眠で食欲を抑えることができる

睡眠不足だと食欲増進ホルモンが増える

 理想的な体重を維持しながら更年期を乗り切るために、重要なのが「睡眠」です。睡眠不足の人ほどウエストが太いというデータがあるくらい、睡眠はダイエットに影響します。その理由は、食欲に関わる2つのホルモンにあります

 1つは「レプチン」という脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を抑制する働きがあります。もう1つは胃の粘膜でつくられる「グレリン」というホルモン。こちらは食欲を増進する働きがあります。実は、この2つのホルモンは睡眠時間によって分泌量が変わってくるのです。

 レプチンは睡眠時間が8時間以上だと分泌量が増えて血中濃度が上がり、食欲抑制効果を発揮します。逆に睡眠時間が短いと、血中濃度が下がって食欲は増進傾向に。一方、グレリンは睡眠時間が短いほど血中濃度が上がり、7時間を切ったあたりから食欲を増進させることがわかっています。睡眠を十分にとらないと食欲を抑えきれず、ダイエットどころではなくなるということです。

 さらに、睡眠不足はうつ症状や生活習慣病の発症リスクを高めるというデータも。また、近年ではアルツハイマー型認知症の原因物質「アミロイドβ」が睡眠不足によって脳に蓄積されることがわかり、認知症との関連も指摘されています。ダイエットだけでなく病気を遠ざけるためにも、まずは7時間プラスαの睡眠を心がけましょう。

睡眠不足=食欲アップにつながる

睡眠不足は、レプチンの濃度が下がり、グレリンの濃度がアップするため、食欲増進傾向に!


7時間以上の睡眠で脳のごみを排出

脳内ではアミロイドβというたんぱく質の一種がつくられ、睡眠中に分解されて排出されます。睡眠不足になると分解・排出がスムーズに行われなくなり、脳内にどんどんごみがたまっていき、認知症の原因に。睡眠時間をしっかり確保することがアミロイドβの排出にもよいことがわかっています。

出典:Huang Y,et,al.,Arch Neurol(2012)より改変

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』著:高尾 美穂

【著者紹介】
高尾美穂(たかお・みほ)
医学博士・産婦人科専門医。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長に就任。日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、ヨガ指導者でもある。「すべての女性に、よりよい未来を」をモットーに、医療、ヨガ、スポーツの3つの活動を通じ、専門的な知識をわかりやすく伝える啓発活動にも積極的に取り組み、テレビなどのメディア出演、講演活動、stand.fm「高尾美穂からのリアルボイス」でメッセージを発信するなど、多方面で活躍中。『今日も一日ご機嫌で 高尾美穂流生き方ガイド 体も心もいい感じ』(清流出版)『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社)など著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』
著:高尾 美穂


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さらに、
「卵巣は40年の期限付きで働く臓器だった」
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これ一冊で更年期の仕組みと対策がすべてわかり、
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