運動する・しないは気分次第

ずぼら断食では、運動を推奨していません。というのも、断食に慣れていないときにきつい運動をすると、いつもより疲れやだるさを強く感じたり、空腹感が増したりして、ダイエットを諦めてしまう原因にもなりかねません。

それに、あえて運動をしなくても断食を続けていれば自然とやせてくるからです。しかし、運動が絶対にダメかというと、そうではありません。もともと体を動かすのが好きで、じっとしているとストレスが溜まるという人なら、運動を続けるのがいいでしょう。反対に運動すると決めたら、生真面目にスケジュール通りこなそうと自分を追い込んでしまうタイプの人は、無理をして運動をする必要もありません。

ダイエットもそうですが、運動するかしないか、０か１００かの白黒思考で考えてしまいがちですが、「そのとき自分がどうしたいか」と、自分の気持ちを最優先で考えるクセをつけることをおすすめしたいです。

また、断食をすると筋肉が落ちるのではと心配する人もいますが、断食によって成長ホルモンの分泌量が増えるため、筋肉にとっては好条件が整います。食べ過ぎで成長ホルモンがあまり出ていない状態よりも、実は筋肉にとってよい環境なのです。

出典：『専門家がしっかり教える図解やせる食べ方』

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える図解やせる食べ方』
著：関口　賢

運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます！ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。

公開日：2024.01.20