ただの焼き魚を高級なメインディッシュに！ 焼き魚を絶品にする調理法とは？【眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話/鳥羽周作】

〈鳥羽流〉自宅でできる最強においしくなる料理の技術「ただの焼き魚を高級なメインディッシュにする方法」

焼き魚が高級な一皿に変わる

魚料理の代表とも言える焼き魚。おいしく仕上げるには、焼き具合が非常に大切です。

まずは準備。魚焼きグリルを使う場合は、網部分にレモン果汁を塗ります。すると、魚を焼いたときに網に身がくっつきにくくなるのです。また、用意した魚は常温に戻しておきます。冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態から焼いていくと、皮だけが先に焦げて、身に火が入らない可能性があるためです。

そして、魚の切り身も干物の開きも、どちらも皮から焼きはじめます。皮が焦げる手前までしっかり攻めて焼き切るのが鉄則。干物の場合はグリル上部の火を強めにして、皮をパリッと仕上げましょう。

ただ、魚焼きグリルだと洗うのが面倒です。そんなときは、フライパンにアルミホイルを敷き、その上で魚を焼けば後処理が楽に済みます。しかも、接地面の大きいフライパンを使ったほうが、皮はきれいに焼けるのです。

サケなら紹介した方法で焼くのがおすすめですが、サバの干物なら、フライパンで皮を焼き、オーブントースターで身に火を入れるとおいしく仕上がります。または、一度電子レンジでチンして身にある程度火を入れ、皮をオーブンで焼くという手も。皮を焼いて香ばしい風味を出すのが、何よりのポイントです。

魚焼きグリルを使う場合

網部分にレモン汁を塗り、魚は常温に戻しておけば準備完了。そして、焼くときは皮が焦げる手前を攻めると、パリパリでおいしい。

もっと手軽に魚を焼くには…

フライパンにアルミホイルを敷き、その上で魚を焼く

フライパンで皮を焼き、オーブントースターで身に火を入れる

電子レンジでチンして身に火を入れ、オーブントースターで皮を焼く

フライパンにアルミホイルを敷けば、手軽に魚を焼くことができる。また、オーブントースターや電子レンジを使って仕上げることも可能。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』著：鳥羽周作