毎日の食事で「気」を養う!『養生訓』に学ぶ内臓に負担をかけない食生活【眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話】

食べるものに気を配っておく

毎日の食事が命を養っている

 日々の食事はただ空腹を満たすだけのものではありません。私たちの命を支え、体をつくり、生命エネルギーである「気」を養う大切な役割があります。だからこそ、毎日の食事では「たくさん食べる」ことよりも「何を食べるか」を意識することが養生の基本なのです。

 おいしいものばかりを食べすぎたり、栄養の偏った食事を続けたりすると、内臓に負担がかかり、さまざまな病気や不調の原因となります。とくに食欲のままに食べ続ければ胃腸は疲れ、体全体の働きにも悪影響を及ぼしかねません。反対に、栄養バランスを考え、食べる量にも節度を保てば、内臓への負担は軽くなります。こうした毎日の食事の積み重ねが、心と体を健やかに保ち、将来の健康を大きく左右するのです。

 一方で、益軒は「口」に関して、「災いは口より出で、病は口より入る」といえり。口の出し入れ、つねに慎むべし―とも説いています。口に入れるものだけでなく、口から発した言葉が思わぬトラブルを招くこともある、という教えです。毎日何気なく繰り返している「口の出し入れ」に気を配ることも大切なのです。

大切なのは「食べる」ことではなく「何を食べるか」


災いは口より出で、病は口より入る

口から出た一言が災いを呼び、口から入ったものは病の原因にもなる。口の出し入れにはつねに注意を払うようにしたい。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』監修:鈴木養平

【監修者紹介】
鈴木養平(すずき・ようへい)

薬剤師、薬日本堂漢方スクール講師、日本漢方養生学協会理事長。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂株式会社入社。漢方専門相談員として店舗運営、臨床を経験した後、社員教育・広報販促・調剤等に携わる。“漢方養生生活をより身近に”と漢方スクールの講師としてセミナーや講演活動をする一方で、雑誌・本の監修、商品の開発協力(日本コカ・コーラ社“からだ巡茶”など)で活躍中。
著書に『わがまま養生訓』(フォレスト出版)がある。2025年に放送されたNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」では薬膳考証を担当し話題となる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』
監修:鈴木養平


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