主食・主菜・副菜の調和が鍵!特定食材に偏らない『養生訓』流バランス食事法【眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話】

肉は穀物より少なく、副菜も少量で十分

穀物・肉・野菜をバランスよく

 現代では健康的な食べ方として、「糖質はできるだけ摂らない」や「野菜をたっぷり」など、さまざまな食事法が流行しています。しかし、『養生訓』では、特定の食品を増やしたり減らしたりするのではなく、主食・主菜・副菜のそれぞれの役割を生かしながら、バランスよく食べることが何より大切だとされてきました。

 日々の食事は穀物を中心とし、肉は少量でも十分。野菜は不足を補って消化を助ける、と益軒は説いています。また、人類の歯の構成から見ても、穀物をもっとも多く、次いで野菜や海藻類、肉や魚は控えめにする「6:3:1」のバランスが理想だとされています。現代の考え方とは少し異なるかもしれませんが、それぞれの食品の役割を生かし、調和の取れた食事を目指すという教えは今でも参考になるものです。

 毎日の食事ではご飯だけ、肉だけと偏るのではなく、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせることを意識してみましょう。それぞれの食品には異なる役割があります。その組み合わせを少し意識するだけで、毎日の食卓はもっと豊かなものになっていくはずです。


「歯」の構成から見る理想の食事バランス

【門歯】1、2(8本)

前歯の上下4本ずつが門歯。野菜や海藻などの繊維質の多い食べ物を噛み切るための歯。

【犬歯】3(4本)

門歯の隣にある尖った歯で、別名「糸切り歯」。肉類など歯ごたえがある食べ物も噛み切ることができる。

【臼歯】4〜8(20本)

奥歯と呼ばれる歯の総称。上下10本ずつある。穀物などを噛み砕いたり、すりつぶしたりする役割を持つ。

穀物中心の食生活に適した構成

理想的な食事バランスは6:3:1

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』監修:鈴木養平

【監修者紹介】
鈴木養平(すずき・ようへい)

薬剤師、薬日本堂漢方スクール講師、日本漢方養生学協会理事長。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂株式会社入社。漢方専門相談員として店舗運営、臨床を経験した後、社員教育・広報販促・調剤等に携わる。“漢方養生生活をより身近に”と漢方スクールの講師としてセミナーや講演活動をする一方で、雑誌・本の監修、商品の開発協力(日本コカ・コーラ社“からだ巡茶”など)で活躍中。
著書に『わがまま養生訓』(フォレスト出版)がある。2025年に放送されたNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」では薬膳考証を担当し話題となる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』
監修:鈴木養平


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