「届かなきゃ絶対に入らない!」パットがショートする“チキン病”を克服するメンタル鍛錬法|漫画『ゴルフは気持ち』

なぜあなたのパットはカップの手前で止まるのか?

「ラインは完璧だったのに、あと10センチ届かなかった……」


ゴルフのラウンド中、最も悔しい瞬間の一つがパットのショートです。「届かないパットは絶対に入らない(Never up, never in)」という格言は有名ですが、分かっていても打てないのがゴルフの難しさです。

欧米では、カップに届かないパットを打つ人のことを「チキン(いくじなし)」と呼ぶことがあります。

『ゴルフは気持ち』第30話「勇気」では、このパッティングにおける葛藤とメンタルの関係が深く描かれています。

パッティングに出る「2つの性格タイプ」

パットの打ち方には、大きく分けて2つの性格的タイプが存在します。

  1. 距離ギリギリ狙い(完璧主義者タイプ)
    最後のひと転がりでカップインさせることを理想とするタイプ。ラインも距離も完璧を求めますが、慎重になるあまりショートするリスクを常に抱えます。
  2. 強めに打つ(楽天主義者タイプ)
    1メートルオーバーしても絶対にショートさせないタイプ。返しのパットのリスクを恐れず、打球に勢いを持たせます。

どちらが良い・悪いというわけではありませんが、カップに入れるという目的を達成するためには「オーバーする覚悟」が必要不可欠な場面が存在します。

「下りスライス2メートル」で試される度胸

例えば「2メートルの下りの速いスライスライン」を想像してみてください。

  • カップを外せば2メートルオーバーして返しのパットが厳しくなる。
  • 入れるためには、その2メートルオーバーのリスクを「覚悟」して打たなければならない。
  • 恐怖に負けて弱めに打つと、入りもしないしカップのそばで止まるだけ。

この場面で必要とされるのが「度胸(勇気)」です。恐怖心が勝つと手筋がすくみ、結果として中間中途半端なショートパットになってしまいます。

ショート病を脱出する3つのメンタルステップ

  1. 「オーバーしてもOK」と自分に許可を出す:返しのパットを怖がらず、壁に当てるくらいの意識を持つ。
  2. 結果への葛藤を捨てる:打つ直前に「外れたらどうしよう」と考えると恐怖が葛藤を呼び、身体が固まります。
  3. カップの「奥の壁」を狙ってヒットする:決めた距離感に対してしっかりとヘッドを送り出すことだけを意識します。

「おくびょう者には可能性というものがほとんどない」——パッティングはまさに、自分のメンタルの壁を突破できるかを試される最高の場面なのです。

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【書誌情報】
『ゴルフは気持ち(1)』
著:いけうち 誠一

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