【驚愕】古代の占いは動物の内臓を見ていた?東洋と西洋、それぞれの占いのルーツ【一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット】

知れば知るほどおもしろい易の世界【キーワード4 「占う」ということ

原点を知ることで姿勢が変わる

 占いの発祥や起源を知ることで、本来の占いの在り方を学ぶことができます。現在は生年月日などを用いた個人の運命を占うものが多いですが、古代は自然物・動物を用いて政治や農耕などを占うのが主でした。東洋と西洋、それぞれに発祥があります。

東洋
紀元前11世紀頃の中国殷の時代・竜山文化期紀元前20世紀頃が近年の出土によって判明
→亀卜(きぼく)・骨卜(こつぼく)

西洋
紀元前4世紀頃のギリシャ
→臓卜(ぞうぼく)

 おもしろいのは、東洋も西洋もどちらも動物を扱うことです。亀卜・骨卜は、亀の甲羅や鹿の骨を焼き、そのときに現れた割れ目の形で吉凶を占っていました。ギリシャの臓卜は動物の内臓(主に肝臓)を使ってその形から神々の兆しを読みとろうとしていました。どちらも当時は特権階級の専門家のみが祭祀を行えました。「太兆」「布斗麻邇」とも言われ、日本神話でも登場します。古代より動物には霊力が宿ると考えられており、生贄として捧げることでご神託を授かろうとしていたわけです。

 元来の占いは生きた動物の骨や臓器を使い吉凶を見ていたわけですから現代の私たちとは覚悟が違います。神聖な儀式であることから、占いを扱う専門家は潔斎=心身を浄めることが必須でした。日本では神祇官の卜部や巫女が祭祀や占いに携わっていました。易は「筮竹」を用いて占いをしますが、この「筮(めどぎ)」は竹と巫女の巫が合わさっています。巫女が神を呼び、神をいつかせ、竹の棒に神の言葉を宣らせる、これが易の占い方の原点。特に殷の時代、この巫女は絶大な力をもっていたとされています。巫女は占いをするだけでなく、自身を依代にして神をいつかせることから、神聖な贄としても扱われることになっていきます。 

 「神人合一(しんじんごういつ)」とはまさにこのことを表し、占いはシャーマニズムとも縁があります。亀の甲羅や鹿の骨は神具に見えますが、だんだん単なる占い道具へと変化し、現代ではサイコロやカードを使ってゲーム感覚で占いをすることが多くなりました。安価で手に入る時代になりましたが、少なくともそれによって運命を変えてしまうかもしれない偉大さが宿っていることを理解する必要があります。

【出典】『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』著:愛新覚羅ゆうはん

【著者紹介】
愛新覚羅ゆうはん
中国黒龍江省ハルビン市生まれ。映画『ラスト・エンペラー』で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。5歳のときに来日し、幼少期から備わっていた透視能力に加え、タロットや占星術なども活かして別名で占い・風水師として活動。当初鑑定していた医療・教育関係者の間で話題となり、15年で延べ20,000人以上を鑑定(2019年時点)。「人と運」の関係性を独自に研究しながら、中小企業向けの講演会や暦を活かしたセミナーや神社アテンドのイベントは全国で満員が相次ぐ。2020年より陶器上絵付け作家として国立新美術館で作品展示をするなど、多岐にわたって活動している。著書に『いちばんやさしい風水入門』(ナツメ社)、『眠れなくなるほど面白い図解ヤバい風水』(日本文芸社)、『腸開運』(飛鳥新社)、『神さま・仏さまとのご縁のつなぎ方』(ブティック社)などがある。

【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』
著:愛新覚羅ゆうはん


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「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
皆様、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
この言葉は易からきています。占いは当たることもあれば外れることもあり、陰陽吉凶で成り立っていることを示します。
つまり、活用するのは吉ですが依存するのは凶ということです。
当てものではなく、出た内容を参考にしながら長い人生の旅路にどう活かすかが大切です。
そして占いの基礎・原点がこの「易」につまっており、このイーチンはその易の要素を多く含んだものとなります。
つまり、この本を手にしたあなたはもう「人生の苦難を乗り越える教えを手にした!」といっても過言ではないでしょう。
しかし、易と聞くと原文が漢文であることから簡単に読み取れないことがハードルで
「難しい!」と敬遠される方も多いのではないでしょうか?
本著では難しい漢文やそれについての和訳・解説はあえてしていません。
「はじめての易(イーチン)」を習得してみたい方向けに「極めてやさしい」作りとなっています。

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