必要な情報に視線を集中させる!注意を向けるのが苦手な子におすすめのカードあそび【発達が気になる子の認知遊び】

\7つの認知領域別遊びのレシピ/
【こんな子におすすめ!】注意を向けるのが苦手な子、集中するのが難しい子

どこかな?動物さがし

イラスト:seesaw.

遊び方

(1)動物の絵カードをたくさん並べる。絵カードの代わりに、おとなが描いたり、写真を貼ったりしたカードでもOK。テーマは、動物ではなく子どもの興味のあるものでも。
(2)「いぬを探してね」などと動物を指定して伝える。
(3)つぎに「いぬとねこを探してね」など2種くらいの動物から始め、慣れてきたら種類を増やしていく。種類を限定して探すことで、必要な情報に視線を集中させる。

効果とねらい

⚫選択的注意(必要なところに集中する力)を育む。
⚫言葉(動物名など)とイメージ(絵や写真)を結びつける。
⚫認識力を高める。

遊ぶときのアドバイス

子どもの好きな動物からスタートすると集中しやすくなるでしょう。動物に興味がない場合は、乗りもの、食べもの、キャラクターなどに変更して子どもの「やりたい」気持ちを引き出すのもよいでしょう。最初は数枚程度のみで簡単にし、慣れてきたら種類や枚数を増やしていくと挑戦意欲がわきます。「見つかった!」と気づけた瞬間をハイタッチなどで一緒に喜ぶと、集中する経験が楽しいものになります。

遊びをアレンジ

音あてカード

 絵カードの動物の鳴き声を聞いてカードを探す。幼児なら集中力がほどよく続く16枚程度がおすすめ。子どもの様子によってカードの枚数は調整する。聴覚と注意の連携を育む。

仲間分けゲーム

 動物の絵カードのなかから「水に住む動物」「草を食べる動物」などとおとなに指定されたカードを探す。幼児なら集中力が ほどよく続く16枚程度がおすすめ。子どもの様子によってカードの枚数は調整する。カテゴリー化の力を育む。

イラスト:seesaw.

【出典】『発達が気になる子の認知遊び』著:藤原里美

【著者情報】
藤原里美(ふじわら・さとみ)
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ 代表理事/臨床発達心理士/保育士
公立保育園・東京都立梅ヶ丘病院・東京都立小児総合医療センター・明星大学非常勤講師を経て現職。
発達障害のある子どもの療育、家族支援を行うとともに、園の巡回や発達支援の研修など、支援者育成にも力を注ぐ。「子どもを変えずに、子どもの周りの世界を変える」支援方法により、現場や家庭で実現可能な実践方法を発信している。

【書誌情報】
『発達が気になる子の認知遊び』
著:藤原里美


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発達が気になる子といっしょに!
楽しい遊びを通して、子ども自身が困っていることの解決をめざす大人気シリーズ。

認知発達とは、見る・聞く・記憶する・覚える・考える・予測するなど、情報をキャッチし、物事を理解して考える力が育っていく過程を指します。

わたしたちは日常のなかで多くの情報を受け取り、その情報をあたまのなかで「整理して」、「次にどうするかを判断」しています。
認知発達はこの一連の過程を支える基盤であり、学習だけでなく、生活全般や人との関わり方に深く関係しています。

・遊びが続きにくい
・集団遊びに入りづらい
・指示が入りにくい
・切り替えが難しい
・ルールのある遊びが苦手 など発達が気になる子にとって、
認知発達を育む遊びは特に重要です。

本書で紹介する150個の「認知発達遊び」は、日常のなかで遊び、関わりながら、
その子のペースで認知の土台を育てていくためものです。
認知発達をつぎの7つの領域に分けて解説し、それぞれの領域を育てる具体的な遊びの提案をしています。
1知覚
2注意・処理
3記憶
4言語思考
5実行機能
6社会的認知
7メタ認知

診断の有無にかかわらず支援したいとき、「教える」より「育てる」関わりを大切にしたい場面などで、
それぞれの発達段階にあわせながら、無理なく取り入れられる遊びを紹介します。

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