金属ボタンはおしゃれじゃない?上品に見せるネイビージャケットのルール【究極の私服/干場義雅】

※記事は書籍発刊当時の情報を掲載しています。現在の店名、商品名とは違っていることがありますことご了承ください。

ネイビージャケットの発展形と注意点

 ネイビージャケットを1着手に入れたら、次にダブルブレストやシルバーボタン、金ボタンのブレザーなども選択肢に加えていくといいでしょう。シルバーのボタンにするなら、時計などのアクセサリーをステンレスやホワイトゴールドにし、統一した方が似合います。ボタンは金色なのに時計はシルバーなど、色の違う金属が混在するのは美しくありません。ブレザーはカジュアルでも上品に着ることができますが、金具の使い方を間違えるとトーマッチになります。時計、ブレスレット、ベルトの金具、靴の金具、眼鏡のフレームなども、色を合わせるといいでしょう。

 「コーディネート」という言葉は、統一感という意味合いで使われています。これを間違えると、例えば調和の取れたおいしいおでんの中に、いきなりまったく違う突飛なタネが入っているようなもの。金属を使えば使うほど、人間の網膜は光に反応するので、人目を集めます。両手にジャラジャラ金属をつけていると、どこを見れば良いのかわからなくなります。本当に見るべき部分が中身であることを知っていれば、自ずと金属は控えるべきなのです。

パンツや色でコーディネートに変化をつける

 ネイビージャケットスタイルの中で最もベーシックといえるのが、無地シャツとの組み合わせです。インナーが白いシャツだとしましょう。そこで印象はほぼ決まります。正統派で品行方正なイメージです。ひとつ間違えると淡泊な印象に見えますが、グレーのパンツをはくか、ジーンズをはくか、白いパンツをはくかで、だいぶ印象は変わり、バリエーションがつきます。

 季節感はパンツで出すといいでしょう。夏なら白いパンツを合わせるという具合です。例えば、船旅に行くとき、ネイビージャケットに合わせる色使いは白とブルーです。海や空など、自然の景色に映えるような格好をしていたら、船の上でも素敵に見えるはずです。

 また、モナコのヨットハーバーのような場所なら、白と赤とネイビーのトリコロールカラーがその世界観に合うでしょう。ヨーロッパリゾートのときは、なるべく行き先の風景に溶け込む色使いをすることが、素敵に見せるコツなのです。自然の色に溶け込むことが、自らも含めて絵になるということなので。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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