名古屋テレビ塔はもう電波塔じゃない!?重要文化財へ生まれ変わった驚きの現在

名古屋テレビ塔の現在

電波塔から文化財への華麗な転身

 名古屋の中心にそびえるランドマークといったら「テレビ塔」。中高年の方にとってはお馴染みですが、若い世代には「中部電力MIRAI TOWER」の名前のほうが浸透しているかもしれません。同じ建物でありながら、その印象は世代によって大きく異なっています。

 名古屋テレビ塔は1954年に開業した日本初の集約電波塔です。設計者は東京タワーや通天閣を手がけた建築家の内藤多仲氏で、テレビやラジオの電波を各家庭に届ける重要な役割を担い、戦後の復興期から名古屋のシンボルとして歩んできました。しかし、2011年の地上アナログ放送終了に伴い、テレビ塔はその役割を終了。これを機にその存在価値が見直され、観光や文化的な側面に注目が集まるようになりました。こうした評価を受け、2005年に国の登録有形文化財、2022年には重要文化財にも指定されています。

 そして2020年のリニューアルを経て、2021年には「中部電力MIRAI TOWER」として新たなスタートを切りました。塔内にはホテルや商業施設が整備され、夜には季節やイベントに合わせたライトアップが施されるなど、その魅力は大きく広がっています。

 見た目は昔と変わらないのに、中身は時代とともに変わり続けている――そんなテレビ塔のあり方が、今も人々を惹きつける理由なのかもしれません。

名古屋テレビ塔から中部電力MIRAI TOWERへ

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』監修:宮本佳範

【監修者紹介】
宮本 佳範(みやもと・よしのり)
愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人間文化)。愛知東邦大学経営学部教授。一人旅が好きで、回り道をしつつ観光の研究者になる。専門は観光社会学。持続可能な観光マネジメントの在り方に関心を持ち、観光地で起きている様々な問題について研究。また、“観光は地域のPRメディア”という視点にたち、学生と地元愛知・東海の歴史や文化、自然、産業の魅力を深堀りするツアーの企画にも取り組んでいる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』
監修:宮本佳範


【Amazonで購入する】
【DMMブックスで購入する】

★累計400万部突破!『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』の“地域探求ジャンル”第2弾!ガイドブックでは教えてくれない愛知の面白さ・奥深さを専門家が徹底解説!★

農業・産業・工業すべてが栄えているため、ほかの地域に出る必要がないとまで言われる“愛知”。
味噌カツや手羽先をはじめとしたグルメ、お祭りや観光スポットなど、その魅力から多くの人が訪れます。
しかし、おいしいお店や観光スポットの情報は知っていても、意外と愛知という土地の本当の面白さを知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで本書では、愛知の面白すぎる歴史や食の知識、地名や風習のトリビアなどを余すことなく徹底解説!

『最初は12の県があった? 愛知県に統一するまで』
『JR vs 名鉄 仁義なき鉄道路線抗争』
『ひつまぶしは「観光食」ではなく元は賄い飯だった』
など、すぐにでも誰かに話したくなるような内容が満載です。

愛知に住んでいる方も、そうでない方も、もっともっと愛知の魅力を知ることができる一冊です。

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります