島全体が神の宿る聖域!平家一門の守護神として発展した世界遺産「厳島神社」【眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産】

\日本の世界遺産/

【厳島神社】鳥居が浮かぶ!? 海上の神社

厳島神社は、瀬戸内海に浮かぶ厳島にある海上に建てられた神社です。社殿の背後にある厳島は、主峰である弥山が信仰の対象となり、古くから「神の島」として島全体が聖域とみなされてきました。

最初に社殿が創建されたのは593年と伝えられますが、平安時代末に平清盛が厳島神社を平家一門の守護神にすると、瀬戸内海の航路整備と社殿の造営を行います。そうして1168年には海上に本殿や拝殿などが立ち並ぶ現在の姿が完成しました。

建築様式の特徴は、神社としては珍しく、平安貴族の邸宅に見られる寝殿造りの発想を取り入れ、各部屋を渡り廊下で結ぶ構造です。

また、宮島の象徴である大鳥居は6本の柱で立っています。1547年の再建では、風水害によりたびたび倒壊していた大鳥居を4本の控え柱を持つ構造に改めました。

潮の満ち引きにより、景観の印象が大きく変わる。また、宮城県の松島、京都府の天橋立とともに「日本三景」としても知られる。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』監修:宮澤 光

【監修者紹介】
宮澤 光(みやざわ・ひかる)
NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員。北海道大学大学院博士後期課程を満期単位取得退学。仏グルノーブル第Ⅱ大学留学。2008年より現職。跡見学園女子大学非常勤講師。世界遺産に関するさまざまな書籍の編集・執筆・監修を手掛けるほか、「チコちゃんに叱られる!」(NHK)などの多くのメディア出演や、全国各地で100本を超す講演・講座を実施している。著書に『13歳からの世界遺産』(マイナビ出版)、『世界遺産のひみつ』(イースト・プレス)など。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』
監修:宮澤 光


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