複数地域の資産をまとめたシリアル・サイト!「明治日本の産業革命遺産」の歴史的価値【眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産】

\日本の世界遺産/

【明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産】世界も驚く! 急速な近代化の証

日本は明治時代に「富国強兵」を掲げた近代国家作りを進め、経済力や軍事力の基盤となる製鉄・製鋼などの重工業を世界にも稀な短期間で発展させます。すでに産業革命を終えていた西欧の技術を取り入れ、1850年代からわずか約50年で工業化を成し遂げました。

この歩みは、西洋から非西洋諸国への工業化の移転が成功した最初の例として評価されています。

世界遺産には、急速な産業化の過程を示す遺産群として九州を中心に各地に点在する構成資産が登録されています。 中には、三池港や官営八幡製鐵所など、現在も稼働中の資産も含まれます。

そのため文化財保護法に加え、港湾法や景観法などを組み合わせた保護計画が立てられ、文化庁ではなく内閣官房の推薦により進められました。

世界遺産には地理的に離れた複数の資産をひとつの遺産とみなす「シリアル・サイト」として登録されている。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』監修:宮澤 光

【監修者紹介】
宮澤 光(みやざわ・ひかる)
NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員。北海道大学大学院博士後期課程を満期単位取得退学。仏グルノーブル第Ⅱ大学留学。2008年より現職。跡見学園女子大学非常勤講師。世界遺産に関するさまざまな書籍の編集・執筆・監修を手掛けるほか、「チコちゃんに叱られる!」(NHK)などの多くのメディア出演や、全国各地で100本を超す講演・講座を実施している。著書に『13歳からの世界遺産』(マイナビ出版)、『世界遺産のひみつ』(イースト・プレス)など。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 世界遺産』
監修:宮澤 光


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