その表現、大丈夫?編集者が見ている“誤読リスク”と作品の信頼性――賞を勝ち獲る小説の書き方

出典:新刊『プロの編集者&小説家が教えるクリエイターのための賞を勝ち獲る小説の書き方』より
はじめに(リード文)
小説家、ラノベ作家、シナリオライターなどになるべく、日々創作活動に打ち込むクリエイターたち。その夢の登竜門として、さまざまな出版社や小説投稿サイトで開催されるコンテストでの受賞を目指している方も多いのではないでしょうか。しかし、最終審査まで残り、その上受賞する作品は一握り。そうなると「面白い作品なのに、選考が通らない!」という悩みもおのずと出てくると思います。その悩みの突破口となるのは “編集目線”。
日本文芸社人気シリーズの最新刊『プロの編集者&小説家が教えるクリエイターのための賞を勝ち獲る小説の書き方』では、その“編集目線”を小説の書き方に取り入れた一冊。今まで何千何万もの作品に目を通してきた小説投稿サイト『Nola』の編集者たちとプロの小説家である秀島迅氏がタッグを組み、読み手と書き手の二つの視点から、普段は明かさない小説を書くために絶対必要なスキルやポイントを徹底解説。
本記事は、書籍の本文の一部をWeb記事用にアレンジして紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください!
誤読を回避するには正確さと文脈の透明性が大切
物語の内容とは別に、編集者が確認するのが“ 炎上リスク” です。
差別表現、特定宗教・政治への言及、実在団体を想起させる描写などは、意図と異なる受け取られ方をされやすく、誤解が広がると作品全体の信頼が損なわれます。
初期段階で注意が必要な領域を認識しておくことは、創作の自由を守ることにもつながります。
重要なのは、NG要素を“完全に避ける”ことではなく、“扱う理由を物語の核と結びつける”ことです。
雰囲気づけとして差別や暴力を使えば一気に危うくなりますが、人物の葛藤や世界観に必然がある場合は、正確さと文脈の透明性を担保すれば成立します。
誤読されやすい箇所を想定し、説明の置き方にも配慮が必要です。
誤読リスクの洗い出しは、創作を窮屈にするものではありません。
危険を取り除き、読者が安心して物語の核心に集中できるよう整えることは、作品の価値を高める“守りの編集思考” なのです。
無理してでも書きたい題材なのか考える
賞の選考に残ってプロデビューを目指そうという書き手なら、人とは違ったオリジナリティ色あふれるテーマや世界観で物語を描きたいと考えるでしょう。
それ自体は間違った発想ではありません。
ただし、取り扱う素材には注意が必要です。とりわけ差別・宗教・政治の扱いを誤ると、物語創作は破綻してしまいがち。
もちろん表現や必然性を吟味して慎重に取り組めばリスク回避できるものの、そこまでして書くべき題材かを今一度立ち止まって考えるべきだと思います。
というのも、ほとんどの新人賞や文芸賞の選考基準は、
①ストーリー構成力、②キャラクター造形、③舞台設定、そして④文章力です。
まずはクリアすべき複数の審査項目を手堅くマスターしてこそ、賞を勝ち獲るスマートな小説作法の実践につながります。
覚えておくべき賞の選考基準おさらい
① ストーリー構成力
② キャラクター造形
③ 舞台設定
④ 文章力
題材の複雑さは関係ない!ということです。
今回紹介した本書の参考ページ
今回の記事は、以下の本文ページから抜粋してご紹介しました。
本書は、見開きでとても分かりやすい、構成になっています。

日本文芸社のクリエイターシリーズ最新刊『プロの編集者&小説家が教えるクリエイターのための賞を勝ち獲る小説の書き方』
読み手と書き手のプロたちがタッグを組んで、賞を勝ち獲るための小説の書き方本。
ライトノベル編集のプロが普段は絶対に明かさない、コンテストで常にチェックしている絶対必要なポイントを徹底解説。編集者のポイントを再現する文章の書き手は、クリエイターシリーズすべての著者を務めるプロの小説家、秀島迅氏。
本書は、物語・シナリオを書くための構想の仕方を教えるだけでなく、編集者が「あっ」と驚く文章構成や、プロなら絶対に押さえておきたい書き方の基本メソッドに加え、つい書き手がやってしまうNG例も実際に例文を読みながら学べます。
小説の面白さには自信があるけど、なぜだか賞は獲れない……という人に向けて、一段階上の技術を習得できる超実用的な内容。ぜひ、Amazonでチェックしてみてください!
https://www.amazon.co.jp/dp/4537223758

【著者紹介】
秀島 迅(ひでしま じん)
青山学院大学経済学部卒。2015年、応募総数日本一の電撃小説大賞 (KADOKAWA)から選出され、さよなら、君のいない海』で単行本デビュー。小説家 として文芸誌に執筆活動をしながら、芸能人や著名人のインタビュー、著述書、自伝 などの執筆も行っている。近著に長編青春小説『その一秒先を信じて シロの篇/アカ の篇』二作同時発売(講談社)、『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 上級編』(日本文芸社) などがある。また、コピーライターや映像作家としての顔を持ち、企業CM制作のシナ リオライティングなど、現在も月10本以上手掛けている。
Nola編集部(のらへんしゅうぶ)
創作プラットフォーム「Nola」を運営する編集チーム。日々多数の投稿原稿を審査・講評し、企画立案やコンテスト運営を通じて新人作家の育成に携わる。構成・文体・読者設計の観点から作品を分析し、読者に届く物語づくりを実践的に支援している。本書では、現場で培った編集視点をもとに、小説執筆における具体的な改善ポイントを監修。
日本文芸社のクリエイターシリーズ
小説家、ラノベ作家、漫画家、シナリオライター、脚本家、SNS投稿…etc
読むだけで、頭ひとつ抜ける!作品のクオリティが格段にあがる!

普段プロの小説家が秘密にしている実践的な経験をもとにした創作セオリーがつまった、すべてのクリエイターに役立つ書籍シリーズ!!
「語彙」テクニックだけでなく、中世ヨーロッパの文化、シナリオに必要な「人物・性格」「能力」「場面」「職業」設定、などなど即戦力となるノウハウをあますところなく解説!
【書誌情報】
『プロの編集者&小説家が教える クリエイターのための賞を勝ち獲る小説の書き方』
秀島 迅 (著), Nola編集部 (監修)
☆☆大人気クリエイターシリーズ最新刊☆☆
小説編集者×小説家
読み手と書き手のプロたちがタッグを組んで
賞を勝ち獲るための小説の書き方を教えます!
今まで何千何万もの作品に目を通してきた小説投稿サイト『Nola』の編集者たち。
数多くの出版社とのコンテストを開催し、多くの作品を世に生み出してきました。
本書では、そんなライトノベル編集のプロが普段は絶対に明かさない、
コンテストで常にチェックしている絶対必要なポイントを徹底解説します。
どうしても文章を書く際は、自分の書きたいことが飽和して読みづらくなりがちですが、
読み手側の視点を取り入れることで、作品の完成度を高めることができます。
そんな編集者のポイントを再現する文章の書き手は、
クリエイターシリーズすべての著者を務めるプロの小説家、秀島迅氏。
編集者が「あっ」と驚く文章構成や、プロなら絶対に押さえておきたい書き方の基本メソッドに加え、
つい書き手がやってしまうNG例も実際に例文を読みながら学べます。
そのほか、本書は物語・シナリオを書くための構想の仕方を教えるだけでなく、
「感情をうまく伝える余白・改行の使い方」
「音で残るタイトルは、読者の頭に染みつく」……etc.
プロの小説家だけが知っている、誰でも即マネできる技法を大公開!
小説の面白さには自信があるけど、なぜだか賞は獲れない……という人に向けて、
プロの編集者と小説家による一段階上の技術を習得できる超実用的な小説の書き方本です。
この記事のCategory
オススメ記事
求人情報
老人デイサービスセンターの看護師/日勤常勤
特別養護老人ホーム 春風
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:月給25万円~スポンサー:求人ボックス
本町駅すぐ 電話対応無し 残業ほぼ無しの受注事務
トランスコスモス株式会社
勤務地:大阪府雇用形態:アルバイト・パート給与:時給1,250円~スポンサー:求人ボックス
「豊明市」の放課後等デイサービス/保育士/日勤のみ
あそまな・三崎
勤務地:愛知県雇用形態:アルバイト・パート給与:時給1,400円~1,450円スポンサー:求人ボックス
金型設計/平均残業時間10時間/国内シェアNo.1
タカラ産業株式会社
勤務地:大阪府雇用形態:正社員給与:年収450万円~550万円スポンサー:求人ボックス
ピッキング作業/未経験OK/資格不問・未経験OK/大阪市 大正区
株式会社テクノ・サービス 働くナビ
勤務地:大阪府雇用形態:派遣社員給与:時給1,300円スポンサー:求人ボックス
配送ドライバー/羽田空港内勤務/週休3日制/日勤のみ/賞与は年3回支給
株式会社マルノウチディストリ
勤務地:東京都雇用形態:正社員給与:月給27万円~34万円スポンサー:求人ボックス




