【愛知の鉄道事情】“速さ”のJRと“利便性”の名鉄!豊橋〜名古屋〜岐阜で続く鉄道路線ライバル関係

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JR vs 名鉄 仁義なき鉄道路線抗争

併走区間が長い2路線の生存戦略

 愛知県を東西に貫く豊橋〜名古屋〜岐阜間では、JR東海道本線と名鉄名古屋本線が長い距離にわたって並走しています。これほど広い区間で並走する路線は全国でも珍しく、地元では「今日はどっちで行く?」が自然と選択肢にのぼるほど、どちらの路線も身近な存在です。目的地や時間帯によって使い分けているという人も多いのではないでしょうか?

 この2つの路線の違いを一言で表すなら、〝速さ〞のJRと〝利便性〞の名鉄です。JRは駅間が長く、快速や新快速による高速運転で長距離移動に強みを発揮します。一方の名鉄は駅数が多く、住宅地や市街地に細かく停車することで、日常の移動に寄り添った路線となっています。運転本数や駅での待ち時間、所要時間の違いといった点も含め、それぞれの路線に異なる使いやすさがあるといえるでしょう。

 じつはこうした違いは、両路線の成り立ちに由来しています。東海道本線が全国を結ぶ幹線として整備されたのに対し、名鉄は複数の私鉄が合併しながら地域の交通網として発展してきました。そのため現在でも役割は自然とすみ分けられ、利用者はその時々の状況に応じて路線を選ぶことができます。毎日の移動の中で当たり前のように続くこの選択こそが、両路線の競争・共存関係を支えているのです。

速さのJR東海道本線 vs 利便性の名鉄

  • 岐阜~豊橋間は全33駅
  • 名古屋~岐阜間はJRが速い
  • 駅間が長くスピード優位
  • 長距離の移動向き
  • 名鉄岐阜~豊橋間は全60駅
  • 豊橋~名古屋間は名鉄が速い
  • 駅数が多く地域密着
  • 短~中距離の移動に便利

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』監修:宮本佳範

【監修者紹介】
宮本 佳範(みやもと・よしのり)
愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人間文化)。愛知東邦大学経営学部教授。一人旅が好きで、回り道をしつつ観光の研究者になる。専門は観光社会学。持続可能な観光マネジメントの在り方に関心を持ち、観光地で起きている様々な問題について研究。また、“観光は地域のPRメディア”という視点にたち、学生と地元愛知・東海の歴史や文化、自然、産業の魅力を深堀りするツアーの企画にも取り組んでいる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』
監修:宮本佳範


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『JR vs 名鉄 仁義なき鉄道路線抗争』
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愛知に住んでいる方も、そうでない方も、もっともっと愛知の魅力を知ることができる一冊です。

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