たんぱく質や鉄分で成長をサポート!体と脳の土台をつくる必須栄養素の役割【一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん】

この栄養素で「成長スイッチ」を押す!

 エネルギーが足りていても、材料が不足していれば成長は進みません。体と脳をつくるには、「量(カロリー)」だけでなく「質(さまざまな栄養素)」が必要です。

 まずは「たんぱく質」です。筋肉や骨の材料になるだけでなく、血液、免疫細胞、ホルモン、酵素、神経伝達物質の原料となり、体の機能を支えています。皮膚や粘膜といったバリア機能もたんぱく質からつくられます。不足すれば感染症にかかりやすくなり、回復も遅れます。たんぱく質は体をつくる土台であり、体調を整える基盤です。

 次に「鉄」です。鉄は酸素を全身に運ぶヘモグロビンの材料です。酸素が不足すれば、筋肉も脳も本来の力を発揮できません。不足すると疲れやすくなり、集中力や持久力が低下します。成長期の子どもでは1日およそ10㎎前後が目安です。ただし、鉄の吸収率は約10%といわれており、効率よく吸収させる工夫が重要です。

 「カルシウム」と「ビタミンD」は骨の形成に欠かせません。カルシウムは骨の材料となり、ビタミンDはその吸収を助けます。ビタミンDは免疫の調整にも関与し、体を守る力も支えています。

 そして「亜鉛」です。亜鉛は細胞分裂やたんぱく質合成に関わり、骨の成長を支えます。また、成長ホルモンの分泌や働きを助ける役割も担っているため、不足すると成長ホルモンの力を十分に活かせません。また、亜鉛不足はイライラや不安を招き、メンタルにも影響を及ぼします。そのほか、横断的に必要な「ビタミン・ミネラル類」、集中力アップにつながる「DHA」なども欠かせません。

栄養が「伸びる力」をつくる!

たんぱく質

・筋肉や骨の材料になる
・血液、免疫細胞、ホルモン、酵素、神経伝達物質の原料になる
・不足すると、感染症にかかりやすくなり、回復力も低下する

主な作用:成長サポート睡眠の質UP


・ヘモグロビンの材料となり酸素を全身に運ぶ役割を持つ
・不足すると疲れやすくなり、集中力や持久力が低下する

主な作用:集中力がつく疲労回復


カルシウム・ビタミンD

・カルシウムは骨の材料となり、ビタミンDはその吸収を助ける
・ビタミンDは免疫力を高め、体を守る力となる

主な作用:骨をつくる

亜鉛

・成長ホルモンの分泌と働きを助ける
・細胞分裂に関わり骨の成長を助ける
・不足するとイライラや不安になりやすいなど、メンタルに影響を及ぼす

主な作用:メンタル安定成長サポート


ビタミン・ミネラル類

・あらゆる機能を正常に働かせるのに横断的に必要となる

主な作用:メンタル安定睡眠の質UP疲労回復


DHA

・脳の神経細胞を形成するために必要となる
・記憶の定着や神経の情報伝達に役立ち、集中力アップにつながる

主な作用:集中力がつく

【出典】『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』著:沼倉裕堅 / 監修:藤原朋未 / イラスト:カヤヒロヤ

【著者紹介】
沼倉裕堅(ぬまくら・ひろかた)
医師、SBC 整形外科クリニック 西新宿本院 院長。東北大学医学部卒業。湘南藤沢徳洲会病院にて研修中、「仮骨延長法」に出会い、身長治療の道を志す。スカイ整形外科クリニックで整形外科医として経験を積んだ後、SBCメディカルグループに参画。現在はSBC整形外科クリニック西新宿本院の院長として、成長期のお子さんや、将来を案ずる保護者と向き合い、「のびのび先生」の愛称でも親しまれている。体の成長に悩むすべての方に対し、最適な選択肢を提示する医療を信条とする。専門分野は身長治療および整形外科一般。

【書誌情報】
『一生モノの体を戦略的につくる 伸びごはん』
著:沼倉裕堅 / 監修:藤原朋未


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□身長が低くて気になっている(遺伝かな…)
□朝起きられないのは体力がないせい?
□イライラしていることが増えた
□机に向かっても集中力が続かない
□習い事やなんやかんやで遅寝になりがち

「うちの子、このままで大丈夫?」――身長、体力、学力。
気になりながらも、何をすればいいのかわからない。
そんな親の不安に、医学と栄養の視点から寄り添う一冊です。

本書のテーマは、「一生モノの体を戦略的につくる」こと。
実は、子どもの成長には期限があります。
身長が大きく伸びるのは思春期まで、神経や脳の基盤が整うのは12歳頃まで。
この成長のゴールデンタイムに、必要な栄養・睡眠・運動がそろうかどうかで、日々のパフォーマンスはもちろん、将来の姿も変わります。

しかし現代の子どもたちは、スマホやゲーム、塾や習い事で忙しく、外遊びや睡眠、栄養が不足しがち。
成長のチャンスを逃しやすい環境にあるといえます。
だからこそ今、親ができるサポートが重要です。

本書では、「身長・体力・学力(集中力)」を一本の線でとらえ、体や脳の成長メカニズムをわかりやすく解説。
さらに、忙しい家庭でも無理なく続けられる「伸びる食事」を、具体的なレシピとして提案します。

・脳と体が目覚める!「成長スイッチ朝ごはん」
・帰宅後15分で作れる!「ぐんぐん伸びる夜ごはん」
・日々の栄養不足を防ぐ!「プラスオンの作りおき」
・塾帰り21時でも消化よし!「成長を止めない夜食スープ」
・休日の楽ちんごはんに「栄養まるごとどんぶり」
・遊びに行く前にも、習い事の前にも「エネルギーチャージおやつ」

明日の体も、10年後の可能性も、今日のごはんから変えられる。
今からでも、間に合います!

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