温活信仰は逆効果になるかも?冷やす・温める以外を知っておこう【眠れなくなるほど面白い 図解 薬膳の話】

あなたの体は熱モード?寒モード?

五性は食材の温度感を見るものさし

冷たいものを飲むとお腹が重くなる日もあれば、暑さでほてって、のぼせやだるさを感じ、さっぱりしたものがほしくなる日もあります。薬膳では、こうした体の温度感を、今の体に合う食材選びの理由と方向を考える手がかりにします。そのとき使う考え方が「五性」です。

五性とは、食材の性質を寒・涼・平・温・熱の5段階で見るものさしです。寒と涼は体を冷ます性質、温と熱は体を温める性質で、平はどちらにも偏りにくい性質です。単に「冷やすもの」「温めるもの」の二択ではなく、5段階でゆるやかに捉えるのがポイントです。

たとえば、手足が冷える、寒さで動きにくい、温かいものを欲するときは、体が冷えに傾いているサインとして見ます。逆に、ほてる、のぼせやすい、暑さでだるいときは、熱の偏りに目を向けます。体がどちらへ傾いているかによって、食材を選ぶ方向も変わります。そこで手がかりになるのが、先ほど紹介した五性です。

五性は、「冷やす食材は悪い」「温める食材がよい」と決めるものではありません。冷えている日は温める方向へ、熱っぽい日は熱をやわらげる方向へ。今の体の温度感に合わせて、食材を選ぶための目安として使うのが薬膳の考え方です。迷ったときは、体が冷えているのか、熱を持っているのかをまず見てみましょう。

五性は5段階の温度感

五性は、食材の温度感を
寒・涼・平・温・熱の5段階で見るためのものさしです。

冷やす・温めるの二択ではないんですね

体の温度感で食材選びが変わる

冷えている日と熱っぽい日では、食材選びの方向が変わります。
大切なのは、今の体に合わせることです。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 薬膳の話』監修:櫻井大典

【監修者プロフィール】
櫻井大典 (さくらい・だいすけ)
国際中医専門員/日本中医薬研究会会員
アメリカ・サンフランシスコ州立大学で心理学や代替医療を学び、帰国後、イスクラ中医薬研修塾で中医学を学ぶ。中国・首都医科大学附属北京中医医院や雲南省中医医院での研修を修了し、国際中医専門員A級資格取得。
日本中医薬研究会に所属し、「日々のつらさにやすらぎを与える漢方コンサルタント」として出版やメディア出演、SNSの発信などを通じ、中医学の振興に努めている。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 薬膳の話』
監修:櫻井大典


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