不安が強い・感覚過敏がある子に!温度差で感覚と言葉を育てる認知遊び「あったか・つめたい」

\7つの認知領域別遊びのレシピ/
【こんな子におすすめ!】不安が強い子、感覚過敏がある子

「あったか・つめたい」

イラスト:seesaw.

遊び方

(1)2つの容器を用意する。容器は、洗面器くらいの大きさ、子どもの手が入る程度でも。
(2)一方にはぬるま湯、もう一方には冷たい水を入れる。
(3)子どもにぬるま湯と冷たい水に交互に触れてもらい、「どっちがあったかい?」「冷たいのはどっち?」と体感させる。

効果とねらい

⚫温度感覚を育てる。
⚫体で感じた感覚と、触れたときの言葉をつなげる。
⚫感覚の違いを楽しむ。

遊ぶときのアドバイス

 温度遊びは、感覚の違いを安心して体験できる活動です。子どもが「冷たい!」と感じたら、「ほんとだ! とっても冷たいね! 雪の日みたいだね」など大げさに共感し合うことで楽しく学べます。

 水遊びや季節感のある活動と組み合わせると、日常のなかで感覚の広がりを感じられます。

遊びをアレンジ

氷でおえかき

ビニール手袋をはめた手で氷をもち、紙にこすって線や絵を描く。氷がこすれることで水となって線のようになる。氷が冷たいという体験と創作を組み合わせる。色水で氷をつくると見た目にも楽しくなる。

お湯で手遊び歌

両手が入るくらいの洗面器などにぬるま湯を入れて手をつけ、手遊び歌を歌いながら遊ぶ。温度でリラックスしながらリズム体験を楽しむ。

氷でおえかき/イラスト:seesaw.

【出典】『発達が気になる子の認知遊び』著:藤原里美

【著者情報】
藤原里美(ふじわら・さとみ)
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ 代表理事/臨床発達心理士/保育士
公立保育園・東京都立梅ヶ丘病院・東京都立小児総合医療センター・明星大学非常勤講師を経て現職。
発達障害のある子どもの療育、家族支援を行うとともに、園の巡回や発達支援の研修など、支援者育成にも力を注ぐ。「子どもを変えずに、子どもの周りの世界を変える」支援方法により、現場や家庭で実現可能な実践方法を発信している。

【書誌情報】
『発達が気になる子の認知遊び』
著:藤原里美


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発達が気になる子といっしょに!
楽しい遊びを通して、子ども自身が困っていることの解決をめざす大人気シリーズ。

認知発達とは、見る・聞く・記憶する・覚える・考える・予測するなど、情報をキャッチし、物事を理解して考える力が育っていく過程を指します。

わたしたちは日常のなかで多くの情報を受け取り、その情報をあたまのなかで「整理して」、「次にどうするかを判断」しています。
認知発達はこの一連の過程を支える基盤であり、学習だけでなく、生活全般や人との関わり方に深く関係しています。

・遊びが続きにくい
・集団遊びに入りづらい
・指示が入りにくい
・切り替えが難しい
・ルールのある遊びが苦手 など発達が気になる子にとって、
認知発達を育む遊びは特に重要です。

本書で紹介する150個の「認知発達遊び」は、日常のなかで遊び、関わりながら、
その子のペースで認知の土台を育てていくためものです。
認知発達をつぎの7つの領域に分けて解説し、それぞれの領域を育てる具体的な遊びの提案をしています。
1知覚
2注意・処理
3記憶
4言語思考
5実行機能
6社会的認知
7メタ認知

診断の有無にかかわらず支援したいとき、「教える」より「育てる」関わりを大切にしたい場面などで、
それぞれの発達段階にあわせながら、無理なく取り入れられる遊びを紹介します。

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