便秘や悪玉菌の放置が招く「体内の解毒パンク」!肝臓への負担を減らすための基礎知識【老けない人がやっている一生弱らない強肝臓になるすごい習慣】

腸内環境の乱れも肝臓に影響する

悪玉菌が優勢になると有害物質が肝臓に届く

腸内環境の乱れは、腸だけの問題ではありません。腸内には、善玉菌・日和見菌・悪玉菌など多くの細菌がすみ、互いにバランスを保ちながら共存しています。ところが、このバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、腸内に残ったタンパク質やアミノ酸などの分解が進み、アンモニア、フェノール、インドールなどの有害物質が生じます。

こうしてできた有害物質の一部は大腸から吸収され、血液を通って肝臓へ運ばれます。肝臓には、体内に入った有害物質を処理する「解毒」の働きがありますが、腸から運ばれてくる有害物質が増えれば増えるほど、そのぶん肝臓が処理する量も増加し、負担が大きくなります。

覚えておきたいのは、肝臓そのものだけを見ていても、状態は十分にはわからないということです。腸内環境が乱れた状態が続けば、有害物質の発生や吸収を通して肝臓にも影響が及びます。腸と肝臓は別々の臓器ですが、体中では深く関わっています。肝臓をいたわるためにも、日頃から腸の状態に目を向けておきたいところです。

腸内環境の乱れが肝臓の負担に

腸で生じた有害物質の一部は肝臓へ運ばれ、肝臓が処理することで負担が増える場合があります。

【1】腸内環境が乱れる

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【2】悪玉菌が優勢になる

▼

【3】有害物質が発生

アンモニア/フェノール/インドールなど

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【4】一部が吸収され肝臓へ


【出典】『老けない人がやっている一生弱らない強肝臓になるすごい習慣』著:栗原毅/栗原丈徳

【著者紹介】
栗原 毅
(くりはら・たけし)
栗原クリニック東京・日本橋 院長
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。元東京女子医科大学教授、元慶應義塾大学大学院教授、現在は栗原クリニック東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。「ズボラでもラクラク!内臓脂肪がスルッと落ちる自宅でできる超減量メソッド」(三笠書房)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)など、著書・監修書多数。
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栗原丈徳 (くりはら・たけのり)
栗原ヘルスケア研究所 所長
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動をしている。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。

【書誌情報】
『老けない人がやっている 一生弱らない強肝臓になるすごい習慣』
著:栗原毅/栗原丈徳


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肝臓は自覚症状が出にくい“沈黙の臓器”といわれます。だからこそ、病気になる前の日々の予防習慣が一生の健康を左右します。
肝臓が担う代表的な仕事は、「糖代謝」と「アルコール分解」。「糖代謝」は、食べたものを体が使えるエネルギーに変えて蓄えること。「アルコール分解」は、アルコールや体の中の毒素を無害なものに変えます。ですから、糖質の摂りすぎや過度な飲酒は肝臓に負担をかける原因となり、脂肪肝を招くことになります。
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が異常にたまった状態。中性脂肪は体を動かすために必要なエネルギー源ですが、消費される量より蓄積される量が多い状態が続くと、肝臓に脂肪がたまっていきます。
脂肪肝は、大量の飲酒が鯨飲となる「アルコール性脂肪肝」と「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」の2タイプがあります。MASLD(マッスルディー)は、アルコールが原因ではなく代謝の異常による脂肪肝で、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こし、著者は「新脂肪肝」と呼んでいます。
以上のことから、毎日の食事や飲み物と肝臓にかかる負担は密接な関係にあります。
本書では、日常の食事で糖質を極端に抜くのではなく、食事全体の量、食べる順番をはじめ、お酒を飲む時のおつまみと締めの選び方も提案。
さらに、運動、睡眠、口内環境、腸内環境を整える習慣など、特別な方法ではなく、毎日の生活で無理なく続けられる行動を紹介します。
肝臓にとって負担が少ない最良の方法を新しい習慣にして、いつまでも老けない人を目指しましょう。

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