絵心がなくても大丈夫!大人可愛く描ける簡単イラストレッスン【おとなの色鉛筆イラスト帖】

手帳や絵日記を、可愛らしいイラストで彩ってみたい。けれど、「絵心がないから」「上手に描けないから」と諦めていませんか?色鉛筆画の人気教室を主宰する若林眞弓先生の著書『きれい・かわいい・おいしい!を記録する おとなの色鉛筆イラスト帖』には、絵が苦手な初心者さんでも「それっぽく、素敵に」描けるようになる独自のメソッドが詰まっています。すぐに実践できるイラストテクニックとコツをご紹介します。

1. 道具はシンプルに。色鉛筆は「24〜36色」がベスト

大人の趣味として人気の色鉛筆ですが、いきなり150色などの多色セットを買うのはおすすめしません。色数が多いと、たとえば「赤」だけでも何色もあり、どの色を使えばいいのか迷ってしまいます。

初心者は、パッとひと目で全体の色を把握できる「24色〜36色セット」から始めるのがおすすめです。足りない色が出てきたら、その都度買い足していくとよいでしょう。

また、主線を描くペンは、色鉛筆の色が濁らない「速乾性」の耐水性ペン(ピグマやコピックマルチライナーなど)が適しています。

2. 色塗りの基本は「尖った芯」と「一方向塗り」

色鉛筆の芯は、常にシャープに尖らせておくのが美しく仕上げる鉄則です。芯が尖っていると、紙の目までしっかりと色が入り、発色が格段によくなります。

色を塗るときは、上から下へ「一方向」に塗るのが基本です。ジグザグに往復させて塗ると、重なった部分が濃くなって色ムラができやすくなります。ムラのないきれいな面を作りたいときは、一方向塗りを心がけましょう。

芯はシャープにしっかりと尖らせましょう。芯の尖らせ方で、同じ色鉛筆でも発色が違います。色は一方向に塗ります。縦、横、斜めのどの方向でもよいので、塗りやすい向きで。

3. 「似た色」を重ねて深みを出す

水彩絵の具は複数の色を混ぜると濁ってしまいますが、色鉛筆は「わずかな濁りがかえって色の深みにつながる」という特徴があります。

たとえば赤いトマトを描くときは、赤1色で塗りつぶすのではなく、オレンジ色などの同系色を重ねてみてください。さらに、影になる部分に少しだけ補色(反対色)のグリーンを入れると、グッと本格的で深みのある色合いになります。

4. 写真より「イラスト」をお手本にする

「何を見て描くか」も初心者がつまずきやすいポイントです。実物や写真を見て描こうとすると、情報量が多すぎて「どこから描けばいいか分からない」と混乱してしまいます。

そこでおすすめなのが「上手な人が描いたイラストをお手本にする」こと。イラストは、モチーフの構造や特徴がすでにわかりやすく整理されています。まずはイラストを真似して描き方を理解してから実物を見るほうが、圧倒的に描きやすくなります。

お手本のイラストを見ながら、描いてみよう!

5. 難しいパース(遠近法)は捨てて「真正面」から描く

旅先の素敵なカフェや洋館など、建物を描くときに立ちはだかるのがパース(遠近法)です。斜めから立体的に描こうとすると、線の角度が複雑になり挫折の原因になります。

建物や小物は、無理をせずに「真正面(または真上)」から描いてしまいましょう。正面から平面の四角形として描き、窓などの線を「二重線」にして厚みを出して、色で影をつけるだけで、十分に立体的で可愛らしいイラストが完成します。

ペンで下絵を描かずに、色鉛筆だけで描くと、やさしくソフトな印象の仕上がりになります。お気に入りのアイテムや旅の思い出だけを集めたノートをつくるのも楽しいですね!

6. 失敗したときは「複数並べる」でリカバリー!

「線の形が歪んでしまった」「なんだか上手く描けなかった」というときは、消しゴムで消す前に「複数並べる」というテクニックを試してみてください。

1つのモチーフが上手く描けなくても、その周りに同じものをいくつか並べて描くことで、画面全体にリズムや動きが生まれます。不思議なことに、複数集まることで失敗が気にならなくなり、かえって楽しい雰囲気のイラストに生まれ変わります。

「上手く描くことよりも、描くことを楽しむこと」が、イラストを長く続けるいちばんの秘訣です。基本のコツを押さえたら、あとはのびのびと手を動かして、日々の暮らしをあなただけの色で彩ってみませんか?

関連記事
準備ゼロですぐ描ける!色鉛筆が持つ「手軽さ」と「色の深み」
色鉛筆初心者が上達するコツ!イラストをお手本にすると上手に描ける理由とは?
いつもの毎日が特別になる描く習慣|気持ちを整えるイラスト手帳術
文具オタクが教える!モチベーションが上がるペンとノートの使い分け
手帳の表紙を彩る!スキマ時間のちいさな楽しみ
豪華客船のイラスト講座で実感!言葉の壁を越える「描く力」
世界とつながる絵日記!和風モチーフと手描き文字の魅力
絵心がなくても大丈夫!大人可愛く描ける簡単イラストレッスン

【書誌情報】
『きれい・かわいい・おいしい!を記録する おとなの色鉛筆イラスト帖』
著者:若林眞弓


【Amazonで購入する】

ペン1本と色鉛筆で、まねするだけでかんたんに描ける!絵が苦手でも大人っぽく仕上がる簡単メソッドが満載。手帳や日記にすぐ使えるお洒落なモチーフがたっぷり750点収録です!「今日出会った感動」を気軽に残せる、記録のためのイラストの描き方が身につく一冊です。

【著者紹介】
若林眞弓

イラストレーター、カラーリスト。
島根県生まれ。会社員時代、ストレス解消の手段として色鉛筆に出会い、独学で描き始める。ネットを通じて届く「私も描いてみたい」という声に応えて、2009 年からオリジナルの図柄と塗り方レシピを使った色鉛筆塗り絵の教室を開講。現在は、生活を自分の作品で彩る楽しさを知ってほしいと、島根、東京、大阪、オンラインで塗り絵とイラスト教室を実施している。著書に『ぬりえ彩色レッスン帖』(コスミック出版)、『塗り絵でまなぶ色鉛筆画のきほん 12色だけで花もお菓子もこんなに描ける』(ホビージャパン)、『センスも時間もいらない おとなの絵日記レッスン』『60歳からの色鉛筆画教室』(ともに日本文芸社)などがある。
ブログ:https://www.belta.jp/art/
Instagram:https://www.instagram.com/bluebelta/

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります