歯垢の細菌数は「うんち」と同じ!? 健康な口内でも1000億個以上の菌が潜む事実【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

歯垢(プラーク)の細菌数は「便」に匹敵する

口内ケアを怠ると細菌数が1兆個に!

 口の中の細菌は、歯や歯と歯肉の間(歯周ポケット)だけでなく、唾液の中や粘膜、舌などのあらゆるところに存在します。そして、その7割ほどが舌にいるといわれています。

 歯垢(プラーク)とは、口の中の細菌が食べカスや唾液成分と結びついて形成された細菌やその代謝物の集合体のこと。

 この歯垢1ミリグラムの中に、1億以上もの細菌が含まれているといわれます。歯垢以外にも、口の中にはあらゆるところに細菌が潜んでいるので、すべて合わせると、口内全体で700種類以上、数にすると1000億個以上の細菌が棲みついていると考えられています。

 しかし、この数は口内ケアをしている健康な口の中の話。きちんとケアをしていない不衛生な口の中の細菌数は、なんと1兆個以上ともいわれています。膨大な数の細菌が口内にうごめいているのを想像すると、恐ろしい気持ちにさえなるのではないでしょうか。

 歯垢1グラム中の細菌数は便1グラム中の細菌数と変わらないという説も……。口の中と肛門では生息する菌の種類が異なるので一概に比較はできませんが、細菌数だけでいえば、便に匹敵するともいえるのです。だからこそ、細菌を増やさないための毎日の口腔ケアが、何より大切な習慣なのです。

歯垢(プラーク)1mgの中には1億以上の細菌が潜む⁉

歯垢(プラーク)とは…

ネバネバした細菌の集合体。歯の表面や歯と歯茎の境目に付着し、数日間放置すると石灰化してかたい歯石になる。

【歯垢と歯石は別物】

歯垢(プラーク)は、毎日の歯ブラシ(歯みがき)で落とせるが、石灰化した歯石は、歯ブラシでは絶対に落とせず、歯科医で取ってもらう必要がある。

歯垢(プラーク)の細菌数は便に匹敵する

歯垢1mgに1億以上もの細菌が潜んでいる。

口の中全体には、700種類以上、 数にすると1000億〜1兆個以上の菌が棲みついている。

プラーク1g と便1g の細菌数は同程度ともいわれている。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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