寝不足が肝臓の負担に?見落としがちな睡眠と肝機能の関係【老けない人がやっている一生弱らない強肝臓になるすごい習慣】

【睡眠と肝臓】質のよい睡眠が肝臓を休ませる

眠っている間に肝臓も活動を抑えて休息する

肝臓をいたわるうえで、食事や飲酒と同じくらい見逃せないのが睡眠です。睡眠中は血圧が下がり、肝臓を含む臓器の活動も低下します。日中、代謝や解毒など多くの仕事を担う肝臓にとって、睡眠は活動を抑えて休息するための重要な時間です。

また、睡眠は自律神経の働きにも深く関わっています。自律神経には、活動時や緊張時に優位になる交感神経と、睡眠時やリラックスしているときに優位になる副交感神経があり、昼夜のリズムに合わせて切り替わります。朝起きて夜眠るという生活リズムを保つことで、このバランスも整いやすくなるのです。

さらに、自律神経はアルコールを分解する酵素の分泌にも関係しています。睡眠のリズムが乱れると、肝臓を十分に休ませにくくなるだけでなく、こうした働きにも影響が及ぶことがあります。

毎日休みなく働く肝臓を守るには、食事や飲酒だけでなく、睡眠にも目を向けることが大切。しっかり眠る時間を確保することが、肝臓の健康を支える土台になります。

睡眠中は肝臓を休ませる時間

臓器の活動が低下

睡眠は肝臓の活動を抑えて休ませるとともに、自律神経のバランスを整えることにもつながります。


【出典】『老けない人がやっている一生弱らない強肝臓になるすごい習慣』著:栗原毅/栗原丈徳

【著者紹介】
栗原 毅
(くりはら・たけし)
栗原クリニック東京・日本橋 院長
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。元東京女子医科大学教授、元慶應義塾大学大学院教授、現在は栗原クリニック東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。「ズボラでもラクラク!内臓脂肪がスルッと落ちる自宅でできる超減量メソッド」(三笠書房)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)など、著書・監修書多数。
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栗原丈徳 (くりはら・たけのり)
栗原ヘルスケア研究所 所長
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動をしている。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。

【書誌情報】
『老けない人がやっている 一生弱らない強肝臓になるすごい習慣』
著:栗原毅/栗原丈徳


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肝臓は自覚症状が出にくい“沈黙の臓器”といわれます。だからこそ、病気になる前の日々の予防習慣が一生の健康を左右します。
肝臓が担う代表的な仕事は、「糖代謝」と「アルコール分解」。「糖代謝」は、食べたものを体が使えるエネルギーに変えて蓄えること。「アルコール分解」は、アルコールや体の中の毒素を無害なものに変えます。ですから、糖質の摂りすぎや過度な飲酒は肝臓に負担をかける原因となり、脂肪肝を招くことになります。
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が異常にたまった状態。中性脂肪は体を動かすために必要なエネルギー源ですが、消費される量より蓄積される量が多い状態が続くと、肝臓に脂肪がたまっていきます。
脂肪肝は、大量の飲酒が鯨飲となる「アルコール性脂肪肝」と「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」の2タイプがあります。MASLD(マッスルディー)は、アルコールが原因ではなく代謝の異常による脂肪肝で、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こし、著者は「新脂肪肝」と呼んでいます。
以上のことから、毎日の食事や飲み物と肝臓にかかる負担は密接な関係にあります。
本書では、日常の食事で糖質を極端に抜くのではなく、食事全体の量、食べる順番をはじめ、お酒を飲む時のおつまみと締めの選び方も提案。
さらに、運動、睡眠、口内環境、腸内環境を整える習慣など、特別な方法ではなく、毎日の生活で無理なく続けられる行動を紹介します。
肝臓にとって負担が少ない最良の方法を新しい習慣にして、いつまでも老けない人を目指しましょう。

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