大人の脳は一生伸び続ける!ワクワクする体験で脳が劇的に変わるメカニズム【眠れなくなるほど面白い 図解 脳内物質の話】

脳は何歳からでも成長できる!

ワクワクするような新たな経験によって脳に変化が起こる

多くのニューロンは、出生前後の期間につくられ、成熟しても大きく入れ替わるわけではありません。これはニューロンがまったく新しいものに入れ替わってしまうと、せっかく構築した神経回路が安定して機能しなくなってしまうためです。このように、「ニューロンは大きく増えない」といわれると、年齢を重ねると、もはや脳はなにをしても変わらないものだと思われがちです。

しかし、脳の機能はニューロンの数だけが重要なのではありません。シナプスや回路のつなぎ方が大きく影響します。実際、赤ちゃんの脳はニューロンの数こそ成人と大差ありませんが、神経回路は手つかずの深い森のようにうっそうとしていて、整備されていない状態です。そこからいろいろなことを経験・学習することでシナプスや回路が整備されていくのです。

この経験や学習によるシナプスや回路の変化は生涯にわたって起こります。つまり、年齢に関係なく脳は成長できるということ。脳の強みは、まさにこの「脳の可塑性」にあるのです。そのカギを握るのが、グリア細胞を含む脳内環境です。

ワクワクするような新たな経験をすることで、新しい回路がつながったり、シナプスが大きくなったり、うれしい変化が起こる条件が整います。

ワクワクするような新しい体験がカギ!

(成長その1)新しいニューロン回路がつながる!

(成長その2)シナプスが大きくなり、脳内物質が働きやすくなる!


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 脳内物質の話』監修:毛内 拡

【監修者紹介 毛内 拡(もうない・ひろむ)】
1984年、北海道生まれ。お茶の水女子大学ヒューマンライフサイエンス研究所助教。
東京薬科大学生命科学部卒業後、東京工業大学(現・東京科学大学)大学院で博士号(理学)を取得。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所研究員を経て、2018年よりお茶の水女子大学助教。生体組織機能学研究室を主宰。脳の情報処理機構やグリア細胞の研究に従事し、文部科学省の「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」であるTRiSTARフェローとしても活躍。
著書に『脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』(講談社:第37回講談社科学出版賞受賞)など多数。メディア出演も多く、脳科学の魅力を一般向けにわかりやすく伝えている。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脳内物質の話』
監修:毛内 拡


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「ドーパミンが出るとやる気が出る」
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しかし実際には、脳内物質の働きはそれほど単純ではありません。
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脳と身体の状態から読み解いていきます。

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