肉をよく噛むだけ!口の筋力と脳を元気にする簡単習慣【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

肉を食べればオーラルフレイルも防げる

よく噛むことで口まわりの筋力アップ

 年齢とともに衰えていく筋肉。これが、フレイルやオーラルフレイルを招く原因の1つです。この筋力低下やオーラルフレイルを防ぐ対策として、「肉を食べること」をおすすめします。

 筋肉をつくる材料となる栄養素といえば、「タンパク質」。特に肉、卵、魚といった動物性タンパク質は重要で、筋肉づくりに必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれています。大豆などの植物性たんぱく質よりも、効率よく筋肉の合成を促すというメリットがあるのです。加えて、肉なら自然とよく噛んで食べることになります。この「噛むこと」に、さまざまな健康効果があるのです。よく噛めば口まわりの筋肉を鍛えられ、噛めば噛むほど唾液がたくさん出るので、唾液の抗菌作用で細菌の増殖も抑えられます。

 さらに、噛むことで脳の血流がアップするという効果も。歯の根元と歯槽骨の間には「歯根膜」というクッションのような膜状の組織があります。噛むことで歯根膜が沈み込むと、歯根膜の下にある血管が圧縮され、ポンプのように血液が脳に送り込まれます。つまり、噛むたびに少しずつ脳血流量が増え、脳の機能を活性化することができるのです。

 ですから、なるべく噛み応えのあるかための肉を食べるようにしてください。しっかり噛むことで、口も体も確実に健康に近づきます。

肉を食べることが口と体の健康につながる

噛むことで脳の機能もアップする

噛むことで脳の血流がアップ。栄養がしっかりと届き、脳が活性化します。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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