「髪をとかすだけ」で自律神経が整う!? 『養生訓』に学ぶ、すぐできる健康法【眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話】

「髪をとかす」と自律神経が整う

すぐにできる簡単な健康法

 『養生訓』には、ちょっと意外な健康法も書かれています。そのひとつが「髪をとかす」こと。「髪をとかすと、頭にのぼった気が下がり、気がめぐりやすくなる」とされています。 人間の体は、健康なときには上半身と下半身のバランスが取れています。

理想的なのは、上半身に気血がのぼりすぎるのを防ぎ、下半身を冷やさない「上虚下実」の状態です。この状態が保たれると、体の機能が充実し、気持ちが落ち着いてきて自律神経も整っていくのです。

 しかし現代では、パソコンやスマホの画面を見ることで、脳や目に負担がかかりがちです。すると気血が頭にのぼって神経が高ぶる一方、足元には余分な水分が溜まり、冷えてむくんでしまいます。これでは、理想とは真逆の「上実下虚」になってしまいます。

 このアンバランスを解消するのに有効なのが、髪をとかすこと。目の粗いコームやブラシで髪を優しくとかすだけ。その際、頭皮のマッサージを併せて行うのも効果的です。

 誰でもできる簡単な方法ですので、ぜひ実践してみてください。

上半身と下半身のバランスを取る

上虚下実にするためには、髪をとかすのが効果的

歯が密でないコームやブラシで髪をとかすと、頭にのぼがった気を下げられる

上半身と下半身のバランスが取れ、気持ちが落ち着き、自律神経が安定する

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』監修:鈴木養平

【監修者紹介】
鈴木養平(すずき・ようへい)

薬剤師、薬日本堂漢方スクール講師、日本漢方養生学協会理事長。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂株式会社入社。漢方専門相談員として店舗運営、臨床を経験した後、社員教育・広報販促・調剤等に携わる。“漢方養生生活をより身近に”と漢方スクールの講師としてセミナーや講演活動をする一方で、雑誌・本の監修、商品の開発協力(日本コカ・コーラ社“からだ巡茶”など)で活躍中。
著書に『わがまま養生訓』(フォレスト出版)がある。2025年に放送されたNHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」では薬膳考証を担当し話題となる。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 養生訓の話』
監修:鈴木養平


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