「サポカー限定免許」や「補償運転」で安全を確保!高齢者の運転対策【図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし】

\人付き合いのこと/
年齢とともに減りがちな「人付き合い」。
けれどおひとりさまにとっては、心身のためにも、「もしものとき」のためにも、とても大切なものです。

ないと生活できないけれど……自動車の運転をどうする?

  • 運転は「安全第一」。いままでは通りの運転がむずかしくなっても、安全に乗れる方策はいろいろ。
  • 段階的に運転を見直すことで、安心して暮らしを続けよう。

運転に不安が出てきたそんなときには

人付き合いという点でも、円滑な日常生活という点でも、自動車はなくてはならない必需品という方は少なくないと思います。ひとり暮らしだとなおさら、自分で動ける手段を簡単には手放せませんよね。

しかし一方で、高齢者の自動車運転による交通事故が社会問題となるなど、「いつまで乗ってよいものか」と悩むこともあるのではないでしょうか。

いつまで運転が可能かは、視力の低下や反射神経の低下など、身体・認知機能の変化を踏まえて慎重に判断することが大切です。最近では、衝突被害軽減ブレーキなどを搭載した「サポートカー」に限定して運転できる「サポートカー限定免許」が導入され、安全性を高めた運転が可能になっています。また、運転に不安が出てきた場合は、家族や専門機関による「運転技能チェック」を受けることも有効です。

完全に運転をやめるのではなく、運転する際の条件を決める「補償運転」という考え方もあります。「運転免許返納」は最終手段ですが、公共交通機関や地域の移動支援サービスを活用することで、生活の自由度を保つことができます。

自信のある人ほど気をつけて!

運転歴が長く、腕に自信があったとしても、「年をとったら運転には危険が伴うもの」という自覚をもち、自分に合った選択を早めに考え始めるようにしましょう。

安全に運転を続けるための方策いろいろ

❶「サポートカー限定免許」への切り替え

衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などの安全運転支援装置が施された自動車(サポートカー)の運転に限定した免許。サポートカー以外の自動車を運転することはできないため、離れて暮らす家族にとっても安心。

・運転免許センター、試験場、警察署(一部地域のみ)に申請すると(免許証を持参)、原則無料で切り替えができる。
・サポートカー対象車両は警察庁のウェブサイトで確認できる。

❷更新時、またはセルフでの「運転技能チェック」

75歳以上で運転免許を更新する場合、「認知機能検査」や「高齢者講習」が義務づけられている(過去3年間に特定の違反がある場合は、実車による「運転技能検査」も)。

運転に必要な認知機能のセルフチェックには、警察庁が提供するチェックリストが役立つ。

❸「補償運転」を考えてみる

運転者自身が決めたり、家族やかかりつけ医などを含めて話し合ったりして、あらかじめ運転の「条件」を決めておくもの。

天候や体調を考慮して「視界が悪くなる雨の日には乗らない」「夜間の運転はしない」「走り慣れた道以外は運転しない」「長距離・長時間の運転はしない」など、条件を決めて危険を避ける考え方。

❹運転がむずかしくなったら「運転免許返納」も視野に

身体・認知機能の状態から運転がむずかしくなったときには、運転免許の返納も検討を。免許証を身分証代わりに使っている場合は、返納時に発行される「運転経歴証明書」が公的な本人確認書類として利用できる。また、返納することで得られる特典(タクシー・公共交通機関の割引きなど)もある。

【出典】『図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし』監修:名鉄病院 病院長 葛谷雅文

【監修者】
葛谷 雅文(くずや・まさふみ) 名鉄病院 病院長/名古屋大学名誉教授
1989年名古屋大学大学院医学研究科(老年医学)修了。1991年米国立老化研究所に留学。帰国後、名古屋大学医学部(老年科)助手、講師、助教授を経て2011年名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学分野教授。2022年より現職。老年医学、フレイル研究・診療のエキスパート。高齢者の低栄養問題を早くから指摘し、医療従事者や一般市民への啓発に尽力。日本老年医学会老年科専門医・指導医・名誉会員、日本動脈硬化学会動脈硬化専門医・名誉会員、日本臨床栄養学会指導医・理事、日本サルコペニア・フレイル学会名誉会員、日本栄養治療学会名誉会員ほかを務める。

【書誌情報】
『図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし』
監修:名鉄病院 病院長 葛谷雅文


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まだまだ元気だけれど、ひとり暮らしは何かあったときが不安……。
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近年は生活習慣の変化に伴って元気な方々が増えています。
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本書ではシニア世代のひとり暮らしが意識しておきたい

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この本で不安を安心に変えていきましょう!

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