健診結果のeGFRに注目!6段階のステージで把握する慢性腎臓病の危険度【老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣】

慢性腎臓病はステージで状態を知る

GFRの数字で見る腎機能の現在地

慢性腎臓病は、腎臓の働きがどれくらい残っているかによって、状態の見方が変わります。その目安になるのがGFRです。これは、腎臓の糸球体がどれだけ血液をろ過できるかをあらわす数字です。

正常な状態を100とすると、50なら腎機能が半分程度、20なら2割程度というように、今の状態を数字でつかみやすくなります。慢性腎臓病のステージは、このGFRをもとにG1から G 5までの6段階に分けられます。

GFRが60を下回るG3a以降は、慢性腎臓病に該当します。一方、G1やG2でも、たんぱくや尿アルブミンが一定以上ある場合は注意が必要です。

数字が下がるほど、腎機能の低下が進んでいるということになります。健診表のeGFRを毎年確認し、自分がどの段階にいるのかを見ておきましょう。前回の結果と比べると、変化の流れもつかみやすくなります。

GFRで見る慢性腎臓病のステージ

【G1・90以上】正常な状態
【G2・60〜89】腎機能がやや低下
【G3a・45〜59】腎機能が半分程度まで低下
【G3b・30〜44】腎機能がさらに低下
【G4・15〜29】腎機能が大幅に低下
【G5・14以下】末期腎不全と呼ばれる状態


【出典】『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』著:上月 正博

【著者プロフィール】
上月正博(こうづき・まさひろ)
1981年、東北大学医学部卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部附属病院助手、同講師を経て、2000年に東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授。2022年より現職。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長を歴任。心臓や腎臓などの内部障害のリハビリテーションを専門とする。腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させる「腎臓リハビリテーション」を提唱している。

【書誌情報】
『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』
著:上月 正博


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腎臓は機能が低下しても症状を自覚しにくい“沈黙の臓器”と言われています。この臓器は、背中側の腰あたりに左右1つずつあり、体の老廃物を尿として出したり、体内の水分量や血圧を一定に保つ重要な役割があり寿命に大きな関わりをもちます。
それだけに腎臓は、私たちの毎日の食習慣、睡眠、仕事、運動などの生活習慣からストレスを受け、推定2000万人以上の人が慢性腎臓病とされるほどです。
人生100年時代と言われる今、腎臓を長持ちさせることが健康を保つ秘訣と言っても過言ではありません。
腎臓の名医が著わした本書ではまず、腎臓の働きをわかりやすく解説。さらに腎臓の不調を知らせる「尿・むくみ・健康診断の数値」のチェック方法を理解します。
近年、「食べる」という行為自体に、腎臓を傷める可能性があることに注目が集まっています。そこで「腎臓を守る食べ方」というテーマを設け、1負担のかからない食べ方、2塩分・カロリー・アルコールの摂り方、3三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)のバランスの取り方などからアプローチします。
また、「腎臓病の人は運動療法を行うほうがよい」という、従来の安静治療を変える対処法として、腎機能の回復を図る「腎リハ」という運動も解説しています。
本書を通して、腎臓をいたわり長持ちさせる最強の食事法と運動療法を新しい習慣にし、いつまでも老けない人を目指しましょう。

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