70代の3割・80代の半数が該当!? 症状なしで進行する「慢性腎臓病」の基本【老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣】

慢性腎臓病は気づきにくい沈黙の病気

症状が少ないからこそ早めの確認が大切

腎臓は、機能が落ちても症状に気づきにくい「沈黙の臓器」といわれます。なかでも慢性腎臓病は、たいした痛みや強い不調がないまま進行していくため、自分には関係ないと思っている人ほど見過ごしてしまいます。

慢性腎臓病は、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、腎硬化症など、腎臓が慢性的に悪くなる病気をまとめた呼び名です。原因は違っても、進行すると腎臓の働きが落ちていく点は共通しています。

日本では、慢性腎臓病の患者が2000万人以上いると推定されています。高齢になるほどその割合は増え、70代では約3割、80歳以上では半数近くにのぼるといわれています。年齢とともに身近になる病気なのです。

だからこそ、腎臓の変化は早めに見つけたいところ。症状が出てからではなく、健診結果や生活習慣を見直すことが、腎臓を守るきっかけになります。

気づきにくい慢性腎臓病

①どんな病気?

数カ月以上かけて、徐々に腎機能が低下していく状態です。

②初期は気づきにくい

はっきりした症状が少なく、見過ごしやすいといわれています。

③年齢とともに身近に

患者数は70代の約 3 割、80歳以上の半数近くにのぼります。

④代表的な病気

糖尿病性腎症、 糸球体腎炎、腎硬化症などがあります。

【出典】『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』著:上月 正博

【著者プロフィール】
上月正博(こうづき・まさひろ)
1981年、東北大学医学部卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部附属病院助手、同講師を経て、2000年に東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授。2022年より現職。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長を歴任。心臓や腎臓などの内部障害のリハビリテーションを専門とする。腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させる「腎臓リハビリテーション」を提唱している。

【書誌情報】
『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』
著:上月 正博


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腎臓は機能が低下しても症状を自覚しにくい“沈黙の臓器”と言われています。この臓器は、背中側の腰あたりに左右1つずつあり、体の老廃物を尿として出したり、体内の水分量や血圧を一定に保つ重要な役割があり寿命に大きな関わりをもちます。
それだけに腎臓は、私たちの毎日の食習慣、睡眠、仕事、運動などの生活習慣からストレスを受け、推定2000万人以上の人が慢性腎臓病とされるほどです。
人生100年時代と言われる今、腎臓を長持ちさせることが健康を保つ秘訣と言っても過言ではありません。
腎臓の名医が著わした本書ではまず、腎臓の働きをわかりやすく解説。さらに腎臓の不調を知らせる「尿・むくみ・健康診断の数値」のチェック方法を理解します。
近年、「食べる」という行為自体に、腎臓を傷める可能性があることに注目が集まっています。そこで「腎臓を守る食べ方」というテーマを設け、1負担のかからない食べ方、2塩分・カロリー・アルコールの摂り方、3三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)のバランスの取り方などからアプローチします。
また、「腎臓病の人は運動療法を行うほうがよい」という、従来の安静治療を変える対処法として、腎機能の回復を図る「腎リハ」という運動も解説しています。
本書を通して、腎臓をいたわり長持ちさせる最強の食事法と運動療法を新しい習慣にし、いつまでも老けない人を目指しましょう。

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