75歳からは「メタボ予防」より「フレイル予防」へ!シニア期に必要な食のギアチェンジ【図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし】

健康を維持するうえで、「食事」はもっとも大切な要素の一つです。
シニア期ならではのポイントを、ここでしっかりおさえましょう。

メタボ予防→フレイル予防へ!食の思い込みを変えよう

●現役時代の「メタボ予防」から人生後半の「フレイル予防」へ、食の知識もギアチェンジ。
●「控えめ」を心がけてきた食材が、大切な栄養源になることも。

「メタボ予防」からのギアチェンジ

現役時代の食事管理では、「食べすぎないように」「カロリー(エネルギー)は控えめに……」という「メタボ予防(生活習慣病予防)」の意識が強かったのではないでしょうか。

けれど、シニア期、特に75歳頃からは、食事についても「フレイル予防」の観点で考えることが重要になっていきます。

「食べすぎ」より「食べなさすぎ」に注意!

年を重ねると、人は自然と食欲や食事量が減り、筋肉量も減少していきます。特にひとり暮らしの方は、食事を簡単に済ませがちになっていないでしょうか。食事量が減ると、自分では気づかないうちに、いつの間にか体重(筋肉量)が減っていることがあります。

しかし、「栄養が不十分であること」と「筋肉量が減少すること」は、フレイルの進行を招く大きな要因。つまりシニア期には、「食べすぎ」よりも「食べなさすぎ」に注意が必要で、エネルギーを十分にとることが大切なのです。つまりこれからの食事は、メタボ予防の観点ではなく、フレイル予防へのギアチェンジが必要、ということになります。

では、食事について、ほかにどのような点を意識すればフレイル予防につながるのでしょうか。メタボ予防との違いと、これからの食事で心がけたい4つのこと*1を下記にまとめました。

*1:フレイル予防啓発に関する有識者委員会「フレイル予防のポピュレーションアプローチに関する声明と提言」(2022)

メタボ予防とフレイル予防の違い

これまでとは栄養の考え方が大きく変わるってこと、知っておきたいね。

フレイル予防に大切な4つの心がけ

(1)できるだけ多様な食品から栄養をとろう
(2)十分なエネルギー(カロリー)をとろう
(3)筋肉のもととなるたんぱく質をとろう
(4)ビタミンDも忘れずに

治療中の病気等のために医師から食事制限や食事指導を受けている方はこの限りではありません。主治医の指示に従ってください。


【出典】『図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし』監修:名鉄病院 病院長 葛谷雅文

【監修者】
葛谷 雅文(くずや・まさふみ) 名鉄病院 病院長/名古屋大学名誉教授
1989年名古屋大学大学院医学研究科(老年医学)修了。1991年米国立老化研究所に留学。帰国後、名古屋大学医学部(老年科)助手、講師、助教授を経て2011年名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学分野教授。2022年より現職。老年医学、フレイル研究・診療のエキスパート。高齢者の低栄養問題を早くから指摘し、医療従事者や一般市民への啓発に尽力。日本老年医学会老年科専門医・指導医・名誉会員、日本動脈硬化学会動脈硬化専門医・名誉会員、日本臨床栄養学会指導医・理事、日本サルコペニア・フレイル学会名誉会員、日本栄養治療学会名誉会員ほかを務める。

【書誌情報】
『図解&イラストですぐわかる 老後の安心ひとり暮らし』
監修:名鉄病院 病院長 葛谷雅文


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まだまだ元気だけれど、ひとり暮らしは何かあったときが不安……。
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近年は生活習慣の変化に伴って元気な方々が増えています。
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本書ではシニア世代のひとり暮らしが意識しておきたい

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この本で不安を安心に変えていきましょう!

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