腎臓は「悪くなってから」では遅い!? 今ある機能を守るためにできること【老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣】

【予防ケア】腎臓は悪くなってからではなくその前のケアが大切

今ある働きをできるだけ長く保つ

「腎臓がよみがえる」と聞くと、低下してしまった腎機能がすぐにもとに戻るように感じるかもしれません。けれども、慢性腎臓病で腎臓の働きがある程度以上落ちてしまうと、もとの状態へ戻すのは簡単ではありません。

だからこそ大切なのは、今ある腎臓の働きをできるだけ長く保つことです。腎機能の低下が始まったばかりなら、食事や運動など生活習慣の見直しで対応できる場合があります。さらに進んだ段階であっても、専門医による治療や生活管理によって、病気の進み方をゆるやかにし、普段の生活を続けやすくすることはできます。

腎臓は、症状だけでは変化に気づきにくい臓器です。健診で尿検査やeGFR などを確認し、食事、運動、体重管理、受診を組み合わせていきましょう。悪くなってから慌てるのではなく、今の状態を知り、早めに手を打つことが、腎臓を守る確かな行動になります。

腎臓を長持ちさせる考え方

もとに戻すのは難しい

腎機能が大きく落ちてしまうと、もとの状態に戻すのは簡単ではありません。

今の働きを保つ

食事や運動を見直し、腎臓への負担を減らしましょう。

早めに気づく

健診結果を確認し、小さな変化を見逃さないように。

医療につなげる

気になる数値があるときは、 医療機関を受診して専門医に診てもらいましょう。

【出典】『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』著:上月 正博

【著者プロフィール】
上月正博(こうづき・まさひろ)
1981年、東北大学医学部卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部附属病院助手、同講師を経て、2000年に東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授。2022年より現職。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長を歴任。心臓や腎臓などの内部障害のリハビリテーションを専門とする。腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させる「腎臓リハビリテーション」を提唱している。

【書誌情報】
『老けない人がやっている腎臓がよみがえるすごい習慣』
著:上月 正博


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腎臓は機能が低下しても症状を自覚しにくい“沈黙の臓器”と言われています。この臓器は、背中側の腰あたりに左右1つずつあり、体の老廃物を尿として出したり、体内の水分量や血圧を一定に保つ重要な役割があり寿命に大きな関わりをもちます。
それだけに腎臓は、私たちの毎日の食習慣、睡眠、仕事、運動などの生活習慣からストレスを受け、推定2000万人以上の人が慢性腎臓病とされるほどです。
人生100年時代と言われる今、腎臓を長持ちさせることが健康を保つ秘訣と言っても過言ではありません。
腎臓の名医が著わした本書ではまず、腎臓の働きをわかりやすく解説。さらに腎臓の不調を知らせる「尿・むくみ・健康診断の数値」のチェック方法を理解します。
近年、「食べる」という行為自体に、腎臓を傷める可能性があることに注目が集まっています。そこで「腎臓を守る食べ方」というテーマを設け、1負担のかからない食べ方、2塩分・カロリー・アルコールの摂り方、3三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)のバランスの取り方などからアプローチします。
また、「腎臓病の人は運動療法を行うほうがよい」という、従来の安静治療を変える対処法として、腎機能の回復を図る「腎リハ」という運動も解説しています。
本書を通して、腎臓をいたわり長持ちさせる最強の食事法と運動療法を新しい習慣にし、いつまでも老けない人を目指しましょう。

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